翻訳と辞書
Words near each other
・ 荒船清十郎
・ 荒船美栄
・ 荒船風穴
・ 荒茅駅
・ 荒茶
・ 荒荒しい
・ 荒蒔義勝
・ 荒蕪地
・ 荒蕪肺
・ 荒薙教
荒虎敬之助
・ 荒蝦夷
・ 荒行
・ 荒見天神
・ 荒角金太郎
・ 荒誕
・ 荒谷俊治
・ 荒谷信孝
・ 荒谷公之
・ 荒谷前駅


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

荒虎敬之助 : ウィキペディア日本語版
荒虎敬之助[あらとら けいのすけ]

荒虎 敬之助(あらとら けいのすけ、1844年1月4日天保14年11月15日〉 - 1882年明治15年〉9月19日)は、若藤部屋及び伊勢ノ海部屋に所属した元力士
本名は小室 敬之助武蔵国北埼玉郡(現在の埼玉県加須市)〔http://sumodb.sumogames.de/Rikishi.aspx?r=3447&l=j〕出身。身長・体重は不明。
最高位は東小結
子供の時から相撲好きだった。体も大きく、古川藩の侍2人と喧嘩をした時に2人とも掴んで拍子木の如く打ち合わせたと伝わる。1865年2月場所で初土俵(序ノ口)を踏んだ〔。1871年3月場所に西十両8枚目(十枚目格)に昇進。1874年12月に新入幕を果たした。突っ張って動き回る取り口で、幕内での勝率は5割前後で推移した。精悍な容貌で人気があり、当時の力士としては珍しく読み書きができ、数理に明るかった。
最大の功績は、頭脳明晰さを活かして1876年当時、巷に吹き荒れていた相撲廃止論を打破した事である。1876年に、若手の政府高官で相撲廃止論〔明治維新以来の西洋文化に感化・支配された人々が盛んに「相撲は野蛮、裸は駄目だ」などと言って相撲禁止論を唱えていた。〕が突如として沸き起こった。そこで荒虎は贔屓安藤則命・中警視の勧めで力士の消防別手組(東京市中の火事に対応する消防団1878年11月解散)への編入を会所に進言し、綱引きと長距離競走の試験で認可を受けて若い力士達を活躍させ、政府に相撲界の存在価値を示して危機を救ったのである。
その後、6代若藤を襲名し、二枚鑑札となった(1880年頃と言われているが、詳しい時期は不明)。1881年1月場所で小結に昇進。しかし翌1882年になると長年の過労から体調を崩すようになり、6月場所を全休〔。そして9月19日盛岡での巡業中に肺炎に罹り、急死した〔古今大相撲事典(ISBN-13: 978-4336018786)〕。38歳の若さだった。この年の秋巡業では、2日後の9月21日にも新潟県荒角金太郎(9代桐山)が急死しているだけに、相次ぐ現役力士の死去に角界には衝撃が走ったと伝わる。
幕内16場所、36勝34敗29分9預52休の成績を残した〔。
改名歴なし〔
== 出典 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「荒虎敬之助」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.