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『荒野の素浪人』(こうやのすろうにん)は、NET(現テレビ朝日)系列で放送された三船敏郎主演による三船プロ制作のテレビ時代劇。毎週火曜夜9時からの1時間枠で第1シリーズ(全65話)が1972年1月4日から1973年3月27日、第2シリーズ(全39話)が1974年1月1日から9月24日まで放送された。第2シリーズは『新・荒野の素浪人』のタイトルで呼ばれるが、これは再放映時やソフト化の際に使用される便宜上のタイトルであり、クレジット上は『荒野の素浪人』である。 == 概要 == かつて黒澤明監督の時代劇映画が外国で西部劇映画としてリメイクされたのとは逆に、本作は番組タイトルや各話サブタイトルが示すように、外国の西部劇ドラマを時代劇として仕立てたような雰囲気を持つ作品である。 黒澤映画『椿三十郎』をモチーフにしていることから、三船自身が黒澤に手紙を出し、許可を得たというエピソードが残っている。 主人公の峠九十郎(三船敏郎)の名は、「椿三十郎」より3倍強いという意味で名付けられた。殺陣師は『用心棒』などでも三船の殺陣をつけた久世竜。久世が編み出した九十郎の必殺剣「八方達磨返し」は、前にいる相手を斬り倒し、瞬時に左手に刀を持ち替えて後ろの敵を斬り、同時に右手で抜いた小刀で前の敵を刺すという豪快な技。 レギュラーは大出俊演じる白い短筒の使い手「五連発の旦那」こと鮎香之介、坂上二郎演じる死んだふりが得意な「すっぽんの次郎吉」ら。 なお、九十郎の髪型は第1シリーズと第2シリーズで異なっており、第1シリーズでは俗に言う「ムシリ」と呼ばれる髪型であるのに対し、第2シリーズでは総髪であった(ちなみに第2シリーズでは髪型の他、衣装も九十郎のモデルである『椿三十郎』に最も近い形になっている)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「荒野の素浪人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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