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荷電レプトン : ウィキペディア日本語版
レプトン (素粒子)

レプトン (lepton) は、素粒子のグループの一つであり、クォークとともに物質の基本的な構成要素である〔
〕。軽粒子とも呼ばれるが、素粒子物理学者がこの名前で呼ぶことは殆どない。
レプトンという語は、ギリシャ語で「軽い」を意味する"" ("") と粒子を意味する接尾語"-on"から、1948年にレオン・ローゼンフェルトによって作られた。
== 概要 ==
レプトンは、現在の実験的事実から内部構造を持たないとされており、クォークゲージ粒子およびヒッグス粒子とともに標準模型を構成する素粒子のグループである。レプトンは、電荷を持つ荷電レプトンおよび中性のニュートリノと大きく分類することができる。標準模型におけるレプトンは、荷電レプトンである電子ミュー粒子タウ粒子、およびニュートリノである電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノの6種類があり、それぞれに反粒子が存在する。現在までに全てのレプトンおよび反レプトンが実験により発見されている。電子ミュー粒子タウ粒子の電荷は負であるが、それらの反粒子である陽電子反ミュー粒子反タウ粒子の電荷は正である。また、スピンは全て1/2である。
最もよく知られているレプトンは、原子の主要な構成物の電子である。これは、ほとんど全ての化学反応を司り、物質の化学的性質と密接に関わっている。荷電レプトンは、他の粒子と結合して原子ポジトロニウムなどのようなさまざまな複合粒子を形成することができる。一方、ニュートリノは、他の物質と相互作用することはほとんどなく、その結果、観測されることはめったにない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「レプトン (素粒子)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lepton 」があります。



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