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莫如忠(ばく にょちゅう、1508年 - 1588年)は中国の明代中期に活躍した書家である。 字を子良、号を中行。松江華亭県(現在の上海松江区)の人。 1538年に進士に及第し、官位は浙江布政使まで昇進する。書は王羲之・王献之を学んで特に草書に優れ、また詩も能くする。明代の代表的書画家である董其昌の書の師として知られ、子である莫是龍も書画で名を成している。江南の都市文化が発達する中にあって華亭では多くの優れた書家が輩出された。『明史』董其昌伝に書家として沈度・沈粲・張弼・陸深・董其昌などに加え莫父子が並べられている。著書に『崇蘭館集』があり、代表的な作品として「行書答友人七律詩」などが伝わっている。 == 出典 == *曾布川寛「董其昌の文人画」『中華文人の生活』、荒井健編、平凡社、1994年、ISBN 4582482066 category:中国の文人 category:中国の詩人 category:中国の能書家 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「莫如忠」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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