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菅生事件[すごうじけん] 菅生事件(すごうじけん)は、1952年6月2日に大分県直入郡菅生村(現在の竹田市菅生)で起こった、公安警察による日本共産党を弾圧するための自作自演の駐在所爆破事件。犯人として逮捕・起訴された5人の日本共産党関係者全員の無罪判決が確定した冤罪事件である。 == 概要 == 1952年6月2日、大分県菅生村の駐在所が何者かに爆破され、直ちに日本共産党員ら5名が逮捕・起訴された。被告人全員が事件との関係を否定したが、一審大分地方裁判所で全員有罪となる。しかし、その後の弁護団や報道機関の調査で、事件に現職警察官Aが関与していることが明るみに出た。法廷でも警察の組織的関与が立証され、二審福岡高等裁判所は被告人全員に無罪判決を下した。 冤罪事件の1つとして数えられ、公安警察のフレームアップ(でっち上げ)、謀略事件の一種ともされる。なお、Aは事件関与のかどで起訴、有罪となったが、刑は免除されて警察官に復職した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「菅生事件」の詳細全文を読む
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