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菱川師永[ひしかわ もろなが] 菱川 師永(ひしかわ もろなが、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。 == 来歴 == 『江戸図鑑綱目 乾 』(元禄2年〈1689年〉刊行)の「浮世絵師」の項に「橘町 菱川作之丞師永」とあり、これにより元禄のころ活動した絵師と知られる。ただし後に村松町二丁目に移ったといわれ、一説には橘町と村松町二丁目は同じ場所であったという。この作之丞師永は、菱川師宣の次男で父師宣と同居し絵を描いていたとされているが、『鋸南町史』の編纂に関わり菱川家の系譜を調査した川崎芳郎は、師永こと作之丞は師宣の娘「ヲイヌ」の婿であり、沖之丞(菱川師喜)を師宣の次男としている。作品はボストン美術館所蔵の「桜の枝を持つ官女図」(紙本着色)の1点が知られ、「菱川師永圖」の落款に「師永」の白文長方印を捺す。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「菱川師永」の詳細全文を読む
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