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萩原朔太郎賞(はぎわらさくたろうしょう)は、前橋市が1993年(平成5年)の市制施行100周年を記念し、同市出身の詩人萩原朔太郎にちなんで設けた、現代詩を対象とする文学賞である。前橋市と萩原朔太郎賞の会の主催、新潮社の協力、東和銀行の協賛により行われ、受賞作と選評の発表は『新潮』誌上で、賞の贈呈式は前橋文学館で行われる。受賞者には正賞としてブロンズ製の萩原朔太郎像、副賞として賞金100万円が贈られる。 == 受賞作 == === 第1回から第10回 === * 第1回(1993年) 谷川俊太郎 『世間知ラズ』 * 候補作 * 岡田隆彦 『鴫立つ澤の』 * 藤井貞和 『大切なものを収める家』 * 平出隆 『左手日記例言』 * 建畠晢 『そのハミングをしも』 * 平田俊子 『(お)もろい夫婦』 * 第2回(1994年) 清水哲男 『夕陽に赤い帆』 * 候補作 * 大野新 『乾期のおわり』 * 川田絢音 『球状の種子』 * 中江俊夫 『気体状』 * 入沢康夫 『漂ふ舟』 * 藤富保男 『サディ氏人相書付』 * 第3回(1995年) 吉原幸子 『発光』 * 候補作 * 粒来哲蔵 『笑い月』 * 荒川洋治 『坑夫トッチルは電気をつけた』 * 衣更着信 『モダニストの絵』 * 飯島耕一 『さえずりきこう』 * 天沢退二郎 『夜の戦い』 * 第4回(1996年) 辻征夫 『俳諧辻詩集』 * 候補作 * 吉増剛造 『花火の家の入口で』 * 淺山泰美 『月暈』 * 季村敏夫 『日々の、すみか』 * 建畠晢 『パトリック世紀』 * 第5回(1997年) 渋沢孝輔 『行き方知れず抄』 * 候補作 * 鈴木志郎康 『石の風』 * 清水昶 『芭蕉』 * 小池昌代 『永遠に来ないバス』 * 稲川方人 『君の時代の貴重な作家が死んだ朝に君が書いた幼い詩の復習』 * 池井昌樹 『晴夜』 * 第6回(1998年) 財部鳥子 『烏有の人』 * 候補作 * 城戸朱理 『夷狄―バルバロイ』 * 高橋睦郎 『この世あるいは箱の人』 * 山本かずこ 『思い出さないこと 忘れないこと』 * 平林敏彦 『月あかりの村で』 * 第7回(1999年) 安藤元雄 『めぐりの歌』 * 候補作 * 金時鐘 『化石の夏』 * 倉田比羽子 『カーニバル』 * 小池昌代 『もっとも官能的な部屋』 * 季村敏夫 『かむなで』 * 第8回(2000年) 江代充 『梢にて』 * 候補作 * 辻井喬 『わたつみ・しあわせな日日』 * 山本楡美子 『うたつぐみ』 * 相澤啓三 『五月の笹が峰』 * 川田絢音 『泥土』 * 第9回(2001年) 町田康 『土間の四十八滝』 * 候補作 * 柴田千晶 『空室』 * 井川博年 『そして、船は行く』 * 飯島耕一 『浦伝い 詩型を旅する』 * 新井豊美 『切断と接続』 * 小池昌代 『夜明け前十分』 * 第10回(2002年) 入沢康夫 『遐い宴楽 とほいうたげ』 * 候補作 * 長谷川龍生 『立眠』 * 藤井貞和 『ことばのつえ、ことばのつえ』 * 稲葉真弓 『母音の川』 * 佐々木幹郎 『砂から』 * 正津勉 『遊山』 * 石牟礼道子 『はにかみの国』 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「萩原朔太郎賞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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