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落窪物語[おちくぼものがたり] 『落窪物語』(おちくぼものがたり)は、10世紀末頃に成立したとされる中古日本の物語である。全4巻。作者は不明、漢籍の引用があり、露骨な表現や下卑た笑いもみられることから当時の男性下級貴族であろうと言われている。源順、源相方などが候補に挙がっており、巻四は清少納言が書き加えたとする説まであるが、いずれも確定に至っていない。 == 概要 == 題名の「落窪」は、主人公の薄倖な姫君が置かれた部屋の名前に由来する。美しい容貌を持つ主人公の落窪姫君が、その名の通り寝殿の隅にある、畳の落ち窪んだ陋屋(ろうおく)に住まわされ、継母からのいじめにあうという、シンデレラとも似通った構図を持つ継子いじめ物語。 『落窪物語』は『源氏物語』に先立つ中古の物語で、『枕草子』にも言及がある。恩讐のけじめをはっきりさせているやや単純な筋ながらも、継子いじめの筋を軸に、当時の貴族社会を写実的に描写した物語として評価されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「落窪物語」の詳細全文を読む
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