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葉緑体 : ウィキペディア日本語版
葉緑体[はみどりたい]

葉緑体(ようりょくたい、)とは、光合成をおこなう、半自律性の細胞小器官のこと。カタカナでクロロプラストとも表記する。
== 概説 ==
光合成生物にみられる細胞小器官であり、プラスチドの一種である。黄色カロチノイドや多量のクロロフィルを含むので一般的には緑色に見える〔。ただし褐藻の葉緑体はクロロフィルのほかにフィコキサンチンを持っているため褐色に、紅藻フィコビリン色素をもっているため紅色に見える〔。
原始褐藻のように細胞体制が下等な藻では、細胞ひとつあたり1個の球形の葉緑体を含んでいる〔。それが紅藻、褐藻、緑藻などになってくるとカップ状、星状螺旋形、板状など様々な形の大きな葉緑体を、1個ないし数個ほど含むようになる〔。これがさらに多細胞の緑藻や陸上植物ともなると、細胞ひとつあたり、通常10 - 数百個ほど含まれることになる〔。
その大きさや形状について言えば、多細胞植物の多くでは、直径が5 - 10μm程度厚さが2 - 3μm程度の凸レンズ形である〔。内部構造は掲載図を参照のこと。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「葉緑体」の詳細全文を読む



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