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葛城型スループ[かつらぎがたするーぷ]
葛城型スループ(かつらぎがたスループ)は日本海軍のスループ。同型艦3隻。大和、武蔵の2艦は測量艦として長年貢献した。 == 概要 == 横須賀造船所建造の木造スループ「天龍」に続いて、1882年(明治15年)から翌年度の計画により国内で建造された。船体構造は鉄骨木皮で、機関出力が増大し従来の帆走主体から、汽走主体となった。 「葛城」「武蔵」は横須賀造船所(後の横須賀海軍工廠)で、「大和」は民間の小野浜造船所で建造され、1887年(明治20年)から翌年にかけて竣工した。日清戦争では旅順や大連、威海衛などの攻略作戦などに従事した。1898年(明治31年)の類別制定では3隻とも海防艦に類別された。日露戦争では国内警備に従事、船体が堅牢であったためその後も長く使用された。「葛城」は1913年(大正2年)に除籍され売却、「武蔵」は1928年(昭和3年)に除籍され小田原にあった少年刑務所の宿泊船として1935年(昭和10年)まで使用されている。「大和」は1935年(昭和10年)に除籍、浦賀の少年刑務所の練習船として戦時中まで使用された。横浜で解体予定だったが終戦翌年の台風によって浸水着底、1950年(昭和25年)になり浮揚解体された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「葛城型スループ」の詳細全文を読む
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