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蔚珍飛行場[うるちん]
蔚珍飛行場(ウルチン〔日外アソシエーツ株式会社編集『外国地名レファレンス事典』日外アソシエーツ株式会社、2006年、108ページ掲載の現地読み表記による。〕ひこうじょう)は、大韓民国慶尚北道蔚珍郡箕城面にある飛行場である〔。蔚珍空港(ウルチンくうこう、)とも呼ばれる。 韓国東海岸に位置する蔚珍郡の交通条件改善と観光開発のため、1990年代に空港の新設が構想され、建設が進められたが、航空会社の就航が見込めないとして工事は中断。ほぼ完成した施設は放置されていたが、操縦者養成施設として活用されることが決まり、2010年7月、附設の蔚珍飛行教育訓練院の開院とともに使用が開始された。 ==位置==
韓国東部、慶尚北道の北東角を占める蔚珍郡に位置する。当初の構想では、慶尚北道・大邱広域市を合わせた地域の航空需要を蔚珍・醴泉・浦項・大邱の4空港で分担し、北東部を蔚珍空港に担当させる予定であった。 蔚珍郡内ではやや南寄りに位置し、郡中心部からは離れている。周辺は太白山脈に連なる山地が海岸近くに迫る地形で、施設は海岸沿いの狭い平地に形成された小集落を直下に見下ろす丘陵上を切り開いて作られており、施設の一部は斜面上に配置されている。 飛行場の北方33kmには蔚珍原子力発電所があり〔2009年5月、34ページ。〕、発電所の周辺、半径10NM(約18km)以内の上空は飛行禁止区域となっている。韓国政府は原子力発電所上空の飛行を以前から規制していたが、アメリカ同時多発テロ事件発生後に規制が強化され、各原子力発電所の上空には同様の飛行禁止区域が設定されている〔「韓国、「対テロ総合対策」を決定」『読売新聞』第45113号、2001年11月7日朝刊、14版、7面。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蔚珍飛行場」の詳細全文を読む
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