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蔵王トンネル(ざおうトンネル)は、東北新幹線の福島駅 - 白石蔵王駅間にある新幹線専用の鉄道トンネルである。 == 概要 == 全長は11,215m。1982年6月23日に供用を開始し、開業時点では福島トンネルに次ぐ東北新幹線内第2の長大トンネルであった。 建設は日本国有鉄道 仙台新幹線工事局が担当した。工事の施工は、藤田工区(1,150m)、石母田工区(4,000m)、原工区(3,190m)、中ノ目工区(2,875m)の4工区に分割して行われた。 施工を担当したのは、藤田工区が奥村組、石母田工区が西松建設、原工区が間組、中ノ目工区が大林組〔「東北新幹線工事誌 黒川・有壁間」昭和58年3月〕。 藤田工区を除く3工区では、いずれも工事中に集中湧水が発生し、地表面では河川、井戸などの減水、枯渇が相次いだため、応急対策工事を施工して各地区の必要水量を確保した。 原工区においては、巻き終わったコンクリートが巨大な土圧によって破壊され、鉄筋コンクリートに巻き直しした箇所もあり、当初計画では想定できなかった事態が起こる難工事となった〔「東北新幹線工事誌 大宮・盛岡間」昭和58年3月〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蔵王トンネル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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