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孫叔敖(そんしゅくごう、生没年不詳)は、中国春秋時代の楚の令尹。姓は羋、氏は蔿、諱は敖、または艾猟。蔿賈の子。蔿敖、蔿艾猟とも呼ばれる。 荘王に仕えて楚の富国強兵を成し遂げ、荘王に天下の覇権を握らせた。 楚屈指の賢相の一人。 ==双頭の蛇== 前漢の劉向の著作「新序」には、幼少時の孫叔敖の逸話が収録されている。 ある時、孫叔敖が遊びに出向いた時、頭を二つ持つ蛇に出会い、とっさにその蛇を殺し穴に埋めて、家に戻った。その後孫叔敖は母親に対し「双頭の蛇を見た者はすぐに死ぬとあります。私はつい先ほどその蛇を見てしまったので、もうすぐ死ぬでしょう。」と涙ながらに語り、「他の人がその蛇を見てはいけないので、殺して埋めました。」とも語った。これを聞いた母親は「そういう隠れた善行を行った者には、天は福をもって報いるのです。だから死ぬ事はありません。」と諭した。実際、孫叔敖は母が言っていた通り、死ぬ事は無かった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「孫叔敖」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sunshu Ao 」があります。 スポンサード リンク
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