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薩摩国[さつまのくに]
薩摩国(さつまのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つ。西海道に属する。 == 沿革 == 大宝2年(702年)8月1日の薩摩・多褹叛乱を契機に、10月3日までに唱更国が置かれたのが、薩摩国の始まりである〔『続日本紀』巻第2、大宝2年8月丙申(1日)条、10月丁酉(3日)条。新日本古典文学大系『続日本紀』一の58-61頁。〕。唱更の更は、中国の漢代に兵役についている者を更卒と呼んだことに由来し、唱更は辺境の守備にあたることをいう〔新日本古典文学大系『続日本紀』一の345頁、補注2の157。〕。 国名は、大宝4年(704年)に全国の国印を鋳造したときまでに薩麻国に改められた〔鎌田元一「律令制国名表記の成立」、『律令公民制の研究』、塙書房、2001年。〕。8世紀半ば以降の不明な時点に薩摩国に改称した。 7世紀末の段階で南九州に(全てではなく、飛び石的に)評が設置されていた。それは、文武天皇3年(699年)南九州や九州西部の島嶼部の人々が、覓国使(べっこくし)を侮辱するという事件が起こった時、衣評督である衣君県も加わっていた。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Satsuma Province 」があります。
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