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薩摩剣士隼人の登場人物 : ウィキペディア日本語版
薩摩剣士隼人の登場人物

薩摩剣士隼人の登場人物(薩摩剣士隼人のとうじょうじんぶつ)では、鹿児島で活躍するローカルヒーロー薩摩剣士隼人』および、それを原作とする番組に登場する架空の人物について説明する。
== 主なボッケモン ==
; 薩摩剣士隼人(さつまけんしはやと)
: 第一部一話から登場。ぐりぶー物語でも1回から登場。バラエティTV番組「デルフォイの神託」など多数の番組にも出演している。薩摩隼人のスピリットボッケモン。理想的な男を意味する鹿児島の「薩摩隼人」という言葉から生まれた鎧武者。
: 第一部では、復讐心に駆られ鹿児島どころか、いずれは世界の全てが闇に覆われてしまう「最大最後の秘術」を使うところまでいったヤッセンボーを食い止めた。第二部では、薩摩を滅ぼさんとするアイくろから薩摩を象徴するボッケモンとして目の敵にされ、最強の座を奪い取ることが一族の復興に繋がると考える熊襲からも執拗に狙われている。
: ヤッセンボー軍団などが人々やボッケモンに対し悪事を働いたり襲いかかったり、もしくは誰かから戦いに呼ばれると、どこからともなく現れた太鼓奏者の演奏とともに「山が萌え 鳥が舞い 雲は流れ 波は重吹く 剣を心に歩む道 たぎる薩摩の風が吹く 薩摩剣士隼人」と口上を述べて現れ、太鼓奏者からの声援を受けた後「立ち会い」を申し入れて戦いを始める。隼人を応援する太鼓奏者は様々な場所におり、島でも太鼓奏者から声援を受けている。ピアノの伴奏をしつつ現れたこともある。船や飛行機など乗り物に乗って現れることもあり、島々にも現れる。第一部五話「ガラッパがRAPPER!」における隼人登場シーンの曲は、いつもと違い初回放送のTV版では、NHK大河ドラマ「篤姫」で挿入曲として使用された薩摩川内おどり太鼓が叩く吉俣良作曲の「花意書く(かいかく)」が使用されており、ユーチューブ版や再放送版、お正月スペシャルでは著作権の関係からOPやEDで使われている曲のアレンジバージョンが使用された。
: 格闘戦の立ち会いを生き甲斐としており、ヤッセンボー軍団などを相手に心と心がぶつかり合う戦いを望む生き方をしている。豪快かつ大らかな優しい性格で敬天愛人の思想があるため、戦いに際しては敵に刀を当てず気合で吹き飛ばし、倒れた敵を深追いせず退却に追い込む戦い方を心がけ、激励し、健闘をたたえている。敵を殺す事はせず、跳ね飛ばされた刀でくぐり狐衆が負傷しないよう配慮するなど戦いの最中でも敵を助ける気遣いを見せる。だが本当は色々なことを背負っているので悩むこともある〔「最終回特別企画キャンペーン実施中!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2012年3月25日。〕。第一部完結編では度重なる立ち合いの中でヤッセンボーたちの想いを受け止め、つんつんたち子供らに未来を託さんとする想いを語っている。ぐりぶー物語の作中では、屋台村でぐりぶーの悩み相談にも応じており、ぐりぶーのダンス企画に協力するよう他のボッケモンたちに働きかけた。
: 2012年2月放送のTV番組「デルフォイの神託」では本番前にお湯割りを飲んで出演しており、なぜそんなに強いのかという質問では、魂を込めてるだけなんだけどなと答え、休みの日はなにをしているかという質問には、鹿児島中の川とか山とか海とかあっちこっちを歩いてお湯割りを飲んでいると答えていたが、その他の質問や大喜利では気圧に引っ掛けた回答をしたため、つんつんから「わけがわからないよ」、ヤッセンボーから「なんじゃそれはマイブームか?」と言われたり、他の出演者からも「酔っ払いすぎ」とツッコミを入れられていた。気圧のことについては後日、「気圧…うーん、あんときは飲みすぎちょいもした(あのときは飲みすぎていました)、すんもはん(すみません)」とコメントしている〔。同番組では翌月の出演で泳ぎについて聞かれた際にも、バッチリ、得意なのは横泳ぎだが水面から頭を出していないと角が水圧を受けて進みが悪いと答え、圧力シリーズはもういいですとツッコミを入れられているが、実は鎧を着ているため泳ぎは不得意〔。酔っぱらうと、やまいもを掘る(説教や嫌な事を延々と語る)こともある〔。優しい人がタイプなものの初恋は今まで経験がなく〔、番外編(パート9)クリスマスがくっど!では「本当のシングルベルはおい(俺)じゃ」と、クリスマスにひとり身なことを寂しがり涙を拭いていた。
: 鹿児島の自然をこよなく愛し、伝統文化にも造詣が深く、各地の郷土料理や特産品に目がない。焼酎はなんでも好きで、特に芋焼酎が好き〔。だいやめ(晩酌)の肴は買ったり釣ってきたりしており、酒の肴を作るのも得意で、食べ物の好き嫌いは無い〔。趣味は破魔投げ。歌やピアノも得意で、字も達筆。鹿児島おはら節の踊りは苦手で、おはらまつりに踊りの手ほどきを受けた。その際は、踊り方を忘れてしまったと語っている。ヤッセンボーと掛け合い漫才も行うこともある。
: 一人称は鹿児島弁で俺を意味する「おい」。鹿児島弁を喋る。旅をしているため、宿に泊まったり洞穴に寝たりしている〔。作中では、ぼんたんを購入したり、おはらまつりからアイスをねだられ応じており、霧島の宿にある温泉では無刃剣と口元の装甲だけを脱衣所に置き入浴しているほか、2012年からのショーではスマートフォンまで所持している。どうやってお金を稼いでいるのかと、つんつんから聞かれたときには「うーん」と明確には答えなかったが、隼人の収入源について番組スタッフは、イベント出演費やグッズ販売売り上げなどと答えている〔。ぐりぶー物語の作中ではサイン会を行い多くの人々が並んでいる。番外編(パート1)では鹿児島中央警察署地域を守る安心・安全大使として薩摩剣士隼人の名前が入った青い警察手帳を携えヤッセンボーが行った、うそ電話詐欺を阻止しており、つんつん、コンコン、ヤッセンボーらと一緒にアマンクロスが経営する工場の手伝いも行った。ちなみに、2012年お正月スペシャルでは片手ずつ手をつき片手ずつ膝に手を戻す座礼を行っている。
: 年齢設定も明確に決まっていないが、人間に当てはめれば「大人の男」という年齢。薩摩隼人という鹿児島の理想の男を現す願いが実体化した概念のボッケモンなので、過去や小さいころという設定は無い〔。ちなみに2014年1月には声優の尾堂公信が隼人としてインタビューに答えているが、41歳で名前は面が割れるから内緒と答えている〔「鹿児島の未来切り開く ご当地ヒーロー薩摩剣士隼人」 『西日本新聞』2014年1月18日、われら元気印。〕。
: 基本的にボッケモン(精霊)は丸くディフォルメされたゆるキャラも多いが、隼人に関してはディフォルメが全くなされていない正統派ヒーロー風のデザイン。デザインの特徴が黒を基調としたものとなっている理由は、鹿児島に黒豚、黒酢など、黒にまつわる文化があるため〔「ご当地ヒーロー成功のひみつ 」 『読売新聞』2012年1月20日付朝刊、21面、文化トピック。〕。デザイン案の中期デザインは陣羽織を纏ったような姿をしており〔「原田英樹」 薩摩剣士隼人公式ガイドブック、株式会社ボッケモンプロ、31頁。〕、2014年にファミリーマートで行われたコラボ食品購入プレゼント企画「薩摩剣士隼人祭」の隼人賞「隼人陣羽織 親子セット」に合わせてCMで陣羽織を纏った姿で登場したのを皮切りに、ショーやエンディング映像などでは陣羽織姿でも登場するようになった。この陣羽織を隼人は薩摩剣士隼人祭のCMで「いっちゃびら(一帳羅)」だと言っている。2015年時点では本編未登場。
: 示現流という剣術の達人であり、あらゆる剣術を使いこなすことができ、第二部ではヤッセンボーのフェイント技を、目で見ず頭で考えず、イッダマシイ(魂)に心を澄ますことで受け止めた。武器は「無刃剣十字丸」という隼人のイッ魂が込められた刃が付いていない赤い刀身の木刀で、くぐり狐衆の銃弾をも弾く強度を持つ。無刃剣十字丸に刃が付いていない理由は、隼人の剣は敬天愛人の心で魂を剣に込め互いの本気のおもいをぶつけあう剣であることから、相手がケガをしないようにするため。無刃剣は、腰のひっかけに取り付けられる〔。必殺技は、剣を構えて「破(はー)」と叫び熱い魂(いっだましい)を剣に込め「影(えーい)」という掛け声と共に振り下ろした刀から一気に放ち、赤い閃光と共に複数の敵を吹き飛ばし、たぎる想いが心の闇を吹き飛ばし光を呼ぶ「破影之太刀(はえいのたち)」。第二部では、周囲をぐるりと取り囲むくぐり狐衆相手に360度全方向へ放つ「旋風破影の太刀」を使用したほか、番外編「クリスマスがくっど!」では二刀流で挑みかかるヤッセンボーに対し、身の丈を超える大剣「電光無刃丸十字丸」で立ち合いに応じ、ヤッセンボーに「わっぜか(物凄い)」と言わしめる威力の必殺技「電光破影の太刀」で勝利を収めたが、その大きさのあまり剣に振り回される一面も見せた。素手での格闘でも強さを発揮しており、素手での必殺技は赤いオーラをまとった正拳突き「敬天愛人拳」。
: 焼酎を飲んだり食べ物を食べる際は、「美男畏敬面(よかにせいけめん)」という顔にある口元の装甲を取り外し、人間に似た口で味わう。頭には鹿児島の伝統や文化を象徴している桜島を中心とする鹿児島県を逆さにした形をした前立の兜「華厳前立黒鋼兜(かごんまえたてくろはがねかぶと)」で、夜は中心にある赤い宝玉が発光した状態で登場することもある。首には「白煙之襟巻(はくえんのえりまき)」という鹿児島の自然を象徴とした桜島の煙のようになびく純白のマフラー。鎧は、気合いに応じて無限に強度を高める超物質の「薩摩之黒鋼」でできている鍛え抜かれた隼人の体そのものでもある「赤糸威黒鋼胴具足(あかいとおどしくろはがねどうぐそく)」であり、くぐり狐衆の銃弾も弾き、胸には鹿児島県民の敬天愛人の心を象徴する歴史ある薩摩の印である丸十字之紋が描かれている。また、敵の剣や銃弾は、硬い強度を持つ腕の手甲や足の甲掛でも受け止めている。足は県内のどこにでも一瞬で駆けつけることができる超脚力の「飛翔之足(ひっとべのあし)」〔薩摩剣士隼人パンフレット〕。戦闘中に飛翔之足を使い、落ちそうになる暗黒狐を高速移動で助けたこともある。
; 薩摩犬つんつん(さつまけんつんつん)
: 第一部一話から登場。ぐりぶー物語では10回から登場。バラエティTV番組「デルフォイの神託」など多数の番組にも登場。薩摩犬のボッケモン。名前の由来は西郷隆盛の愛犬ツン。
: 第一部では、鹿児島県さつま町(旧宮之城町)でダイサイゴーから貰った竹刀を手に師匠であるダイサイゴーを探すため鹿児島県内で放浪の旅を続けており、狐一族の末裔であるコンコンに付け狙われ旅先で度々戦いに発展したが、第一部完結編ではコンコンと和解して友達になりコンビを組みデビルイッシーと戦い、コンコンと共に「ニッコイセイツンコンソワカ」と唱え、コンコンパクトが発した光でデビルイッシーをイッシーに戻した。また、ヤッセンボーによる最大最後の秘術により闇をまとい巨大になったヤッセンボールが生み出した大ンダモ支丹が各地で暴れるのを、コンコンと力を合わせコンコンパクトを使い食い止め、鹿児島を滅ぼさんとするヤッセンボーの脅威を打ち砕いた。第二部では、釣りの最中に空腹のあまり海に落ちて奄美に流れ着き、そこで島の人々やアイくろと出会う。薩摩犬ということで薩摩を滅ぼすと豪語するアイくろから目の敵にされ、今までの戦いでボロボロになっていた竹刀もヤッセンボーとの立ち合いで折られてしまうことで今まで以上に強さを求めるようになるが、隼人たちから諭され、竹刀は竹神様から修復されて、つんつんブレードへと強化された。
: 好奇心旺盛で食べ物に目が無く食い意地がはっているが、放浪の旅をしているためにお金が無く常に腹をすかせている。見た目が可愛く人なつっこい性格で図々しいので、基本的にはそれを生かし優しい鹿児島の人々から食べ物を恵んで貰っている〔。食べ物の好き嫌いは無く、何でも美味しく食べる〔。第二部では、コンコンを伴って入った飲食店で鰹丼を12杯食べ売り切れ状態にしており、当初アイくろのことも歩く黒砂糖と勘違いしていた。2012年2月放送「デルフォイの神託」で好みのタイプを聞かれたときも、料理の上手な人がいいと答えていた。
: まだ仔犬で単純な性格のためにヤッセンボーの計略にはまりやすく、戦いの最中にヤッセンボーから「おすわり」と言われたときには突撃をやめ、おすわりをしてしまった結果くぐり狐衆に取り押さえられてしまっている。第二部では心の目で相手の動きを捉えると戦いの最中に目を閉じており、くぐり狐衆から隙だらけの頭を2度も叩かれた。隼人について当初は変な奴だが強いという印象を持っており、敵に止めを刺さないことを苦々しく思っていたが、様々な交流を経て次第にヤッセンボーなどに対しても、倒さなければいけない悪い奴なんていないという考えを持つようになる。第二部では自分で、でんでん太鼓を鳴らし「山が萌え 鳥が舞い 犬が歩き 棒に当たる 犬が西向きゃ尾は東 風が吹いても腹が減る 可愛い薩摩犬つんつん」と隼人の真似をして登場したこともある。
: 一人称は「僕」。鹿児島の平和を守る立派な正義の剣士を目指し毎日修行に励んでいる。登場した当初から初期の頃のくぐり狐衆を複数人単位で相手をしても勝てる程の腕を持ち、「つんつんアタック」というフライング・ボディ・アタックを駆使する。第一部七話では、コンコンが「やあ!」と叫び走りながらピンクの閃光を放つ横切りを繰り出し、つんつんが「チェストー!」と叫びつつ助走をつけた跳躍からの水色の閃光を放つ縦切りを繰り出して複数の敵を吹き飛ばす連携技も使用した。第一部完結編以降もコンコンとの連携技を披露しており、「クロスするがクロス」と言い交差しながら駆ける技を「クロスフォーメーション」、背中合わせからの浴びせ蹴りを「つんつんスクラムアタック」、双方から斬った直後に回転する技を「クロスハリケーン」、同時に繰り出す正拳突きを「ダブルパンチ」、双方からの横蹴りや跳び蹴りを「ダブルキック」、双方から回転を加えて斬りかかる技を「コンビネーションストライク」、尻尾を使い2人で攻撃する技を「つんつんコンコンダブルしっぽチョップ」、2人がフライングボディアタックを繰り出す技を「コンコンつんつんダブルアタック」、デビルイッシーの尻尾を持ち振り回す技を「フィニッシュスーパージャイアントスイング」、つんつんが水色のコンコンがピンクの回転横一閃を同時に放つ技を「つんコンツインスラッシュ」と叫ぶなど、技名を口にしながらの攻撃が目立つ。
: つんつんが着用しているちゃんちゃんこは、鹿児島に住むある女性が仕立てたもの。つんつんは犬種こそシェパードを小型化したような風貌の薩摩犬だが西郷隆盛像のツンが別の犬である柴犬をモデルにして製作されたため、つんつんは茶色い柴犬をモチーフにしたデザインになっている〔「週末ティータイムさつまカフェ 」 FMぎんが、2011年11月12日。〕。ちなみに第一部三話では、コンコンから大だぬき呼ばわりされた。
: 年齢設定は存在しないが、小学3年くらいの男の子をイメージして設定されている〔。元々つんつんとダイサイゴーは制作プロジェクトの会社のひとつであるアドベンチャーのキャラクターであり、ダイサイゴーともども各地のイベントで番組開始前から活躍している。
; 薩摩の大巨人ダイサイゴー(さつまのだいきょじんだいさいごー)
: 回想では第一部二話から、本格的には第一部完結編二話から登場。西郷隆盛を慕う人々の気持ちから生まれたボッケモン。身長3.2メートル。体も心も何もかもでっかい。一人称は鹿児島弁で俺を意味する「おい」。
; アマミノクロウサギ アイくろ
: ひっとべ!ボッケモンランド35回や第二部一話から登場。ぐりぶー物語でも10回から登場。奄美大島の金作原原生林に住むアマミノクロウサギのボッケモン。女の子。名前の由来は西郷隆盛の奄美での妻にあたる「愛加那」と「クロウサギ」〔「第二部奄美編の撮影レポートです!」 薩摩剣士隼人プロジェクトスタッフブログ、2013年4月30日。〕。
: 滅び行く野生の仲間たちの運命、自然破壊への怒りや、奄美に残る、かつて奄美が薩摩藩の支配され圧政に苦しめられた歴史による奄美の人々の思いを胸に薩摩への恨みを心に背負っているため、憎き薩摩を倒す鹿児島県本土の人々への復讐「薩摩討伐」が仲間を救うことになると頑なに信じており、ケンケンやムーンの引止めにも応じず、「薩摩討伐」と自分たちの理想郷・ネリヤカナヤを築くことを決意して旅立つ。鹿児島に渡り、憎き薩摩と隼人やつんつんを付け狙いつつ、ケンケンから託されたキラキラスコープを頼りに旅で出会った熊襲と旅を続ける。その一方、恥ずかしがりやで、からいもこからは、つんつんとコンコンどちらが好きなのか聞かれ動揺する一面も見せており、公園の遊具や綺麗なイルミネーションの飾りに彩られた場所をネリヤカナヤと呼び夢中になってしまう無邪気な子供らしい一面も見せている。
: 一人称は奄美方言で私を意味する「わん」。跳躍力を生かした強力なキックと種子島で手に入れた火縄銃「火縄銃 種子島」を手に戦う。ヤッセンボーからは兎のくせに耳が短いと容姿をからかわれている。頭の左には赤い花を付けており、白い着物を着て桃色の帯を締めている。ちなみに衣装には白大島紬を使用している」〔。
; さつまいものボッケモン から いもこ/スイートポテトレディ
: 第二部二話から登場。「からいも」ことサツマイモのボッケモン。美味しい焼きたての焼き芋を振舞う。中南米原産で南西諸島や中国を経由して鹿児島へと伝わった芋らしく、しがらみや土地にとらわれない自由な存在として振る舞いつつ鹿児島県内各地を旅する。トヨタマヒメからの箱を熊襲に届けたり、ヤッセンボーに対し「不思議な力を持つ古の宝を持っているらしい」、「もし熊襲が武器を手に入れたらますますパワーアップしてしまう」と焚きつけるようなことを吹き込んだりと謎の言動も多い。一人称は「私」。芋を食べビューティウインドガスというおならをするとガスに包まれ、スイートポテトレディという、さすらいのスーパーヒロインに変身する。
: スイートポテトレディは、甘くヘルシーなカライモボディと周りの誰もが見とれるほどの美貌と持ち、熊襲から美しいと評されヤッセンボーもメロメロにさせるが、正体に気付いていないヤッセンボーのことは「頭悪いのかしら」と評している。また、隼人と熊襲のどっちに恋してるのかアイくろから問われ動揺して照れる一面も見せている。高い身体能力を活かし、敵の攻撃をいなし投げ飛ばす「スイートハリケーン」などの華麗な体術で戦う。第二部六話で、こいやまに伝わる古の宝「ラブリーフルーレ」を手に入れ戦闘で愛用している。
: からいもこは、サツマイモのような丸っこい体型で赤い着物を着ている。足袋と草履を履き、髪は紫。スイートポテトレディは紫と橙色を基調とした体で、唇が見えるヘルメットのような頭をしている。紫の手袋とブーツ。首には緑のマフラー。腰には銀のベルト。
; 豪族武人熊襲(こうぞくぶじんくまそ)
: 第二部三話から登場。かつて南九州にいたとされ古代に大和朝廷の侵略を受けた部族熊襲一族の守護者で、「熊襲」に由来する名を持つ熊襲族のボッケモン。
: 古代の戦いに敗れ、巨大な盾ととも霧島の熊襲洞窟にある石棺の中で長い眠りについていたが現代に蘇った。偶然出会ったアイくろと行動を共にしている。古の宝である笛をコノハナサクヒメから託されてからはその笛を愛用しており、戦いに赴く登場シーンでは笛でカゼノコトノハを吹いた後「常世の命 花青く 稲穂白雪 巡る星 風の調べに目覚るれば 背にはまほろば遥かなり 我が名は熊襲 豪族武人熊襲」と口上を述べ登場している。
: 一族を守れなかった後悔から武力のみを追い求めるようなっており、相手が刀を引いたら立ち合いは終わりと言う、つんつんの静止も聞かず、くぐり狐衆を逃がすまいと止めを刺そうとした。熊襲一族が滅ぼされたのは自分たちが弱かったからだという想いから、最強の力を手に入れたとき熊襲一族は蘇ると信じており、隼人を倒して最強の戦士になることで一族を再興できると考え隼人を付け狙う。アイくろを守るべき者と認識しており、美しいと熊襲が評するスイートポテトレディの危機にも「女は守るもの」と助けに入る一面を持っている。
: 一人称は「私」。剣と大きな盾で戦う。愛用の剣「古代神剣 天御雷(アメノミカズチ)」は古代の戦いに敗れた際に失っていたが、トヨタマヒメの助力により再びその手に戻った。その実力は、くぐり狐衆が熊襲と初めて立ち合ったとき熊襲から斬殺される姿が脳裏に浮かび、なかなか挑みかかることができなかったほど。必殺技は「天撃斬」。奈良県の平城宮跡では隼人族が使用したされる「隼人楯」が発掘されているが、この楯に描かれている独特の逆S字形文様と似た模様が盾や胸に描かれており、白を基調として黒や赤を配した鎧兜を纏ったような体をしている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「薩摩剣士隼人の登場人物」の詳細全文を読む



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