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藤ノ木古墳 : ウィキペディア日本語版
藤ノ木古墳[ふじのきこふん]

藤ノ木古墳(ふじのきこふん)は奈良県生駒郡斑鳩町にある古墳(円墳)。「藤ノ木」の名称は所在地の字名に由来するが、法隆寺関係の古文書・古記録によれば、かつては「ミササキ」「陵山」(みささぎやま)などと呼ばれていた〔(前園、2006)、pp.4, 74 - 75〕。
玄室内から大量に出土した土師器須恵器の年代から古墳時代後期、6世紀第4四半期の円墳であると推定されている。この時期に畿内では前方後円墳の造営が終わりに近づいていた。
古墳は法隆寺西院伽藍の西方約350メートルに位置する。現在は周辺が公園として整備され、説明板なども多数設置されており、法隆寺周辺の観光スポットとなっている。また、古墳から南へ200メートルほど行くと、ガイダンス施設(斑鳩文化財センター)があり、主な出土品のレプリカが展示されている。奈良県立橿原考古学研究所では出土した馬具3Dプリンターで復元し一部は一般でも触れるようにしている〔藤ノ木古墳:国宝の馬具透かし彫り 3Dプリンターで複製
== 概要 ==
発掘調査結果から、径約50メートル、高さ約9メートルの円墳であるとされている。ただし、現状は周りの水田や建物により少しずつ削り取られていて、高さ約7.6メートル、最大径約40メートルである。大和での埴輪の設置は6世紀前半で終わったと考えられていたが、墳丘裾には円筒埴輪が並べられていて、従来の見解を訂正することになった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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