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藤井善隆[ふじい よしたか] 藤井 善隆(ふじい よしたか)は、日本の麻酔学者。2012年に、少なくとも172本の学術論文においてデータを捏造していたことが発覚し、ひとりの著者について撤回が必要になった学術論文の件数において、新記録を作ったものと考えられている。 ==略歴== 藤井は1987年に東海大学医学部医学科を卒業して、東京医科歯科大学医学研究科に進み、麻酔蘇生学を専攻した。1991年に、「Diaphragmatic Fatigue and its Recovery are Influenced by Cardiac Output(横隔膜疲労とその回復は心拍出量に影響される)」により東京医科歯科大学から医学博士の学位を取得した〔:英文題目に添えた邦訳は正式のものではない。〕。藤井は、東京医科歯科大学、筑波大学、東邦大学など様々な研究機関で働いてきた〔。ネット上に公開された履歴書によると 、藤井はカナダに2年滞在し、モントリオールの王立ヴィクトリア病院 (Royal Victoria Hospital) やマギル大学の研究員として過ごした後、1997年に筑波大学医学群の麻酔科講師となった。2005年には、東邦大学医学部の第一麻酔科准教授となった〔。藤井の研究業績のおもな主題は、麻酔を用いた外科手術後にしばしば生じる吐き気や嘔吐に対処する医薬品の治験であった〔〔 - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧〕。 2012年2月、不正行為の告発について、最初の検証が行なわれ、東邦大学は8本の論文に関して倫理規範違反があったとして諭旨退職処分を下し、藤井は医学部麻酔科准教授の地位を追われた〔〔 - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「藤井善隆」の詳細全文を読む
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