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藤倉水源地(ふじくらすいげんち)は、秋田県秋田市にある水道取水場(貯水池、ダムおよび沈殿池)跡で、国の重要文化財(近代化遺産)に指定されている。 == 沿革 == 秋田市を流れる旭川の上流に位置する。秋田市方面への上水道と防火用水確保のため、1903年(明治36年)8月に南秋田郡旭川村山内にて藤倉ダムの建設計画が決定し、同年10月より建設工事に着手、1907年(明治40年)10月1日に秋田市手形上丁(現在の千秋北の丸)の大木屋浄水場へ給水が開始された。その後水害が相次いだことから、ダムなどの設計を一部変更したうえで、1911年(明治44年)8月15日〔広報あきた 627号 〕にあらためて完成した。 1973年(昭和48年)9月、上水道源の雄物川への完全切り替えに伴い、取水を停止。大木屋浄水場も廃止された。 1985年(昭和60年)5月、近代水道百選(厚生省企画・日本水道新聞社主催)に選定。1993年(平成5年)には「藤倉水源地水道施設」の名称で国の重要文化財(近代化遺産)に指定された。これは群馬県の碓氷峠鉄道施設とともに、近代化遺産としては初の重要文化財指定事例となった。 2007年(平成19年)には沈殿池跡が公園として整備されている。 なお、秋田市の水道事業は、藤倉水源地の当初の竣工となった1907年を起源としており、秋田市上下水道局では、2007年に水道事業100周年を掲げていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「藤倉水源地」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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