|
藤原 喜久男(ふじわら きくお、1949年 - )は、日本の歌手。アメリカ系日本人。1959年の映画「キクとイサム」での出演でも知られる。当時の芸名は奥の山ジョージ。その後、ピートマック・ジュニア (Pete Mac, Jr.) 名義による音楽活動でも知られる。 == 来歴 == 神奈川県横須賀市に黒人米兵の父と日本人の母の元に生まれる。 小学4年生のとき監督・今井正の映画『キクとイサム』(1959年・大東映画・配給:松竹)において、黒人混血児役で芸能界デビュー(役名は川田イサム)。『キクとイサム』公開後、父と共に草津市に移住する。神戸市三宮絨毯バーでの夜勤を経て上京後、弾き語りによって生計を立てる。 譜面の読めなかった彼だが、父方の血筋と天性の才能でこれを克服し、田端義継とザ・マミーズで活躍。1969年頃から数年、原信夫率いるシャープスアンドフラッツでソウルフルなリズム・アンド・ブルースをこなす。 1973年、日本テレビ開局20周年TVドラマ『水滸伝』の主題歌「夜明けを呼ぶもの」(作詞:水木かおる 作曲佐藤勝 編曲馬飼野康二 /B面は「飾り窓の女」)でボーカルを務める。1976年にはこのドラマがBBCで放映された際には、ゴダイゴによる英語版の曲とカップリングでThe Water Marginとしてイギリスでリリース (BBC Intercord LC1385)〔〕、全英シングル・ヒットチャート (Music Week) 37位にまで上がる。 1978年にはピートマック・ジュニア (Pete Mac, Jr.) 名義によるルパン三世のテーマ(ヴォーカル・ヴァージョン)をリリースした。その後、極度のアルコール依存症にかかり、第一線を退いた。 長らく人前に姿を見せず、一時は死亡説も流れたが、2010年1月19日、しが県民芸術創造館での回顧上映会に登場し、『キクとイサム』で共演した高橋エミに花束を渡すなど健在な姿を見せた。現在は草津市で暮らしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「藤原喜久男」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|