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藤原春景[ふじわら の はるかげ] 藤原 春景(ふじわら の はるかげ、生没年不詳)は、平安時代前期の貴族。名は春影とも記される。藤原北家、右大臣・藤原氏宗の長男。官位は従四位上・式部大輔。 == 経歴 == 文章生を経て〔『尊卑分脈』〕散位となる。貞観3年(861年)領渤海客使に任ぜられ、渤海国からの使節に対する慰問・接客役を務める(この時の位階は正六位上)〔『日本三代実録』貞観3年正月28日条〕。式部大丞を経て、貞観9年(867年)従五位下に叙爵し、民部少輔に任ぜられるが、まもなく備前介となり地方官に転じる。 陽成朝では、権左中弁・木工頭を務める傍ら、貞観19年(877年)正五位下、元慶3年(879年)従四位下と順調に昇進する。元慶4年(880年)蔵人頭に任ぜられるが、任に堪えず翌元慶5年(881年)辞任している。 仁和元年(885年)式部大輔の官職にあった際、郡司選考の上奏文の読み上げを務めている〔『三代実録』仁和元年5月1日条〕。
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