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『ウルトラマンガイア』(ULTRAMAN GAIA)は特撮テレビドラマと、その劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。 制作は円谷プロダクション及び毎日放送。1998年(平成10年)9月5日より1999年(平成11年)8月28日まで全51話が毎週土曜日18:00 - 18:30にTBS系で放映された。なお、テレビ山口では夏休み等に集中放送、その他一部系列局では17時台に遅れネットしていた。 2008年1月6日から2009年3月15日までTBSチャンネルで放送された。 放映直前当時のキャッチフレーズは『正義の味方か、悪魔の使者か。』 劇場版、OV作品については以下参照。 *劇場版『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』(1999年公開) *OV『ウルトラマンガイア ガイアよ再び』(2001年リリース) == 概要 == 『ウルトラマンティガ』や『ウルトラマンダイナ』に続く、平成に入ってから製作されたウルトラマンのテレビシリーズ第3作目。また、20世紀に制作されたテレビシリーズとしては最後の作品でもあり、世界観の繋がっていた前2作から設定を一新し、時代設定を放映年代とほぼ同じ20世紀末とし、科学考証や人間関係などのリアリティが重視された他、ライバル的存在のウルトラマンアグルが登場している。 本作の主人公・高山我夢は科学者集団に属し、「ワームホール」「反物質」などの専門用語や造語が頻繁に使われて、ウルトラシリーズの中でもSF要素の強い内容となった。また、これまでの怪獣攻撃隊とはその組織構図が異なり、航空部隊や地上部隊、レスキュー部隊、海洋探査部隊が、各3名ずつのチームに別れて任務を遂行するという設定となっている。この他、TVクルーや天才科学者集団、上位防衛組織の諜報・特捜活動部隊なども準レギュラーとして登場している。主演の吉岡毅志はシリーズ史上最年少、19歳での主役抜擢となった。 本作はこれまでのウルトラシリーズとは異なって大河ドラマ的な要素を含み、中盤の第23話〜第26話(アグルとの決戦やガイアのヴァージョンアップ編)、終盤の第47話~最終話(第51話)といった長編エピソードも多く採り入れられた。第26話で一旦最終回のような展開を見せたあと、第27話以降は初回に戻ったような形で再びストーリーを進めるという試みも見られる。プロデューサーの笈田雅人は、前2作で自分たちの持つウルトラマン感をやり尽くしたため、東映作品などウルトラシリーズ以外の日本の特撮作品の要素を取り入れたとしている。 ストーリーは、環境を破壊して野生生物を絶滅させ、地球自身を破滅に追いやるかもしれない現代の人類が描かれている。同時に、怪獣も地球の生物であり、根源的破滅招来体に覚醒させられたという設定で、物語前半ではガイアも戦闘によって怪獣を倒していたが、後半は怪獣も地球の生物だという自覚のもとにむやみに倒さなくなる。 『ガイア』を代表する演出に、着地時等に土煙を上げるというものがある。佐川和夫特技監督が以前から考案していたアイデアで、『ウルトラマンダイナ』第38話で試験的に取り入れ、『ガイア』においては第1話から継続的に用いられている〔KKベストセラーズ刊「語れ! ウルトラマン」〕。結果としてガイアを印象付ける演出として、後の『大決戦!超ウルトラ8兄弟』においても使用されており、のちに可動フィギュアUltraActシリーズでもウルトラマンガイアの初回限定特典として、巻き上がる土煙を再現したエフェクトパーツが付属している。 音楽は『ウルトラマンパワード』で劇伴音楽を担当した佐橋俊彦が担当している。 ウルトラマンガイアとウルトラマンアグルは、従来のウルトラマンのように「宇宙人であるが故に地球での活動時間に制限がある」という設定ではなく、「地球が遣わした存在であるが故に、活動時間に制限は無い」という設定となった。その為、彼らのライフゲージ(従来のカラータイマーに相当する)の点滅は、活動時間ではなく活動エネルギーの限界が近付いたことを知らせるためのものである。 バンダイのインターネット動画配信サイトのバンダイチャンネルで、2011年2月から動画配信されている。 次作『ウルトラマンコスモス』ではドラマパートがビデオ撮影に移行した為、本作は全編フィルム撮影で制作された最後のウルトラシリーズとなった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウルトラマンガイア」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ultraman Gaia 」があります。 スポンサード リンク
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