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藤森駅(ふじのもりえき)は、京都府京都市伏見区深草キトロ町にある、京阪電気鉄道京阪本線の駅。駅番号はKH32。 == 歴史 == 京阪線の開通と同時に師団前駅として開業した駅。駅名由来は大日本帝国陸軍第十六師団の駐屯地の側にあったことからで、駅周辺は列車の運行が陸軍の訓練や演習に支障をきたさないようにと開通時から3ヶ所の高架橋が造られた。1941年「駅名が陸軍師団の所在地を示す」として現在の駅名『藤森駅』と改められた。 また戦前から駅の柱や梁を藤森神社の藤の花に色「藤色(紫)」に塗られたが戦争の激化で「爆撃の目印」になるとグレーに塗り直され、1980年代にプラットホームの柱や梁を藤色に塗り直された〔出典元・「鉄道ピクトリアル」1984年1月増刊号118ページ『京阪電車と私』寄稿者は、当時の鉄道友の会理事・京都支部長の「宍戸圭一京都大学名誉教授」〕 以前は駅舎(改札口)は淀屋橋方面ホーム側のみにあり、現在の東側南改札口が唯一の改札口で大阪行きホームのみ車イス対応のスロープが設置されていた。北側は聖母学園生徒学生専用出入口、売店などなっていたが現在は改札口が設けられている。出町柳方面ホームへは改札内の地下道で連絡しているだけで、トイレも東側の階段の途中に造られていた。2008年3月、京都市との合同で西改札口の設置・改札階と上下ホームを結ぶエレベーターの設置の整備計画が発表〔「東福寺地区」及び「京阪藤森地区」バリアフリー移動等円滑化基本構想の策定について - 京都市(2008年10月1日付)〕され、京都市の援助を得て駅のバリアフリー化工事が進められ2009年9月26日に西改札口が造られ、トイレも改良された。2010年3月26日に京都行きホームへ車イス対応エレベーターの設置工事が竣工〔 - 京阪電気鉄道ホームページ藤森駅構内図、2010年3月26日作成〕した。しかし駅の特徴の一つだった紫色に塗られたホームの柱は、ほかの駅と同じグレーに塗りなおされた。 * 1910年(明治43年)4月15日 - 京阪本線開業と同時に、師団前駅として設置。 * 1941年(昭和16年)9月1日 - 藤森駅に改称〔出典元・京阪開業100周年記念誌「京阪百年のあゆみ」(2011年3月24日刊)資料編141頁〕(師団所在地であるため防諜上の理由)。 * 1943年(昭和18年)10月1日 - 会社合併により京阪神急行電鉄(阪急)の駅となる。 * 1946年(昭和21年)2月15日 - 急行運転の再開、急行停車駅に〔出典元・関西鉄道研究会(1991年2月1日発行)「車両発達史シリーズ1 京阪電気鉄道」の35頁〕。 * 1949年(昭和24年) * 8月1日 - ダイヤ改正で急行通過駅に〔出典元・関西鉄道研究会(1991年2月1日発行)「車両発達史シリーズ1 京阪電気鉄道」の36頁〕。 * 12月1日 - 会社分離により京阪電気鉄道の駅となる。 * 1967年(昭和42年)9月7日 - 駅改良工事竣工〔。 * 1968年(昭和43年)7月21日 - 上りホームを踏切北側へ移設、地下道使用開始〔。 * 1971年(昭和46年)11月29日 - 学生専用出口開設〔。 * 1977年(昭和52年)3月30日 - 駅の西側に京阪電鉄初の分譲マンション「ローズマンション藤の森」の分譲開始。 * 1978年(昭和53年)3月30日 - 「ローズマンション藤の森」竣工、京阪藤の森ビル竣工〔京阪開業90周年記念誌「街をつなぐ 心をむすぶ」75頁〕。 * 1992年(平成4年) - プラットホームの屋根が延長される〔出典元・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1992年3月号〕。 * 1994年(平成6年) - 自動改札機設置〔出典元・駅置き広報誌「くらしの中の京阪」1994年11月号〕。 * 1999年(平成11年)3月29日 - 大阪行きホームに車椅子用スロープ設置。 * 2003年(平成15年)- 「二代目おけいはん」(江本理恵)が出演するCM撮影に使われる。 * 2008年(平成20年)2月 - ホーム異常通報装置設置〔出典元・駅置き沿線情報誌『K PRESS』2009年3月号の16面「くらしのなかの京阪」〕。 * 2009年(平成21年)9月26日 - 西改札口、開設〔。 * 2010年(平成22年)3月26日 - 身体障害者対応エレベーター2基設置〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「藤森駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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