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藤澤里菜 : ウィキペディア日本語版
藤沢里菜[ふじさわ りな]

藤沢 里菜(ふじさわ りな、1998年9月18日 - )は、日本棋院東京本院所属の囲碁棋士埼玉県所沢市出生の東京都新宿区出身。三段。
囲碁棋士のプロ入り最年少記録保持者(11歳6カ月)〔これまでの記録は趙治勲の11歳9ヶ月。女流では謝依旻の14歳4ヶ月がある(ただし謝は女流棋士特別採用ではなかった)。2003年から女流棋士特別採用試験の年齢制限(満15歳以上)が改正され無制限となったが、適用第一号となる。〕。女流棋戦史上最年少優勝者(15歳9ヶ月)〔これまでの最年少記録は謝依旻が2006年女流最強戦優勝の17歳1か月。一般棋戦では井山裕太が2005年阿含・桐山杯早碁オープン戦の16歳4か月があるが、女流棋戦ながらその記録も抜いた。〕。
祖父・師匠は藤沢秀行名誉棋聖、父は同じくプロ棋士の藤沢一就
== 略歴 ==

* 物心つくころから、父及び祖父に囲碁を教えられる。3つ年上の兄も少年少女囲碁大会小学生の部で7位になるなどの学生棋界強豪である。
* 2005年8月 中野区立東中野小学校1年で兄とともに小・中学校囲碁団体戦全国大会に出場し優勝を飾る〔第2回小・中学校囲碁団体戦 〕。
* 2006年7月 同小2年で兄とともに小・中学校囲碁団体戦全国大会に出場し優勝を飾る〔第3回小・中学校囲碁団体戦 〕。
* 2007年7月 新宿区立市谷小学校3年で兄とともに小・中学校囲碁団体戦全国大会に出場し優勝を飾る〔第4回小・中学校囲碁団体戦 〕。12月 外来として、女流棋士採用試験を受けるも4位に終わり入段ならず(入段者は王景怡)〔平成20年度女流棋士採用試験本戦 〕。
* 2008年8月 同小4年で小・中学校囲碁団体戦全国大会に出場し3位に終わる〔第5回小・中学校囲碁団体戦 〕。12月 外来として、女流棋士採用試験を受けるも予選決戦で出口万里子に敗れ本戦入りならず〔平成21年度女流棋士採用試験合同予選 〕。
* 2009年3月 全日本女流アマチュア囲碁選手権大会に出場し、3位4位決定戦で出口に敗れ4位入賞〔第51回全日本女流アマ囲碁選手権大会 〕。4月 日本棋院院生となる〔院生序列平成21年度4月期 〕。
*2010年1月 院生上位として女流棋士採用試験に臨み、6勝2敗が出口を含む3人となったが、順列規定で上位により採用1名のため藤沢のみ入段を果たす〔平成22年度女流棋士採用試験本戦 〕。
*2010年5月24日 プロ入り初公式戦となる、第20期竜星戦予選で堀本満成に黒番中押し負けを喫し、初手合初勝利を逃す。
*2010年6月10日 プロ入り2戦目となる、第36期棋聖戦予選で神田英に黒番中押し勝ち、女流棋士最年少勝利記録の更新を果たす。
*2010年10月2日 国際コンピュータ・ゲーム協会主催のコンピュータオリンピック囲碁部門で優勝したEricaに6子を置かせての対局で、中押し勝ち。
*2012年3月8日 第31期女流本因坊戦予選で青木喜久代女流棋聖に勝ち、本戦初出場。
*2013年3月7日 第69期本因坊戦予選Aで鈴木伸二若鯉杯に勝ち、決勝進出(依田紀基九段に負け)。
*2013年8月22日 第17期女流棋聖戦予選で加藤啓子六段に勝ち、本戦初出場。
*2013年11月16日 第8回若鯉戦で本戦準決勝で優勝する一力遼に敗れ(4強)〔第8回広島アルミ杯・若鯉戦 〕。
*2013年12月12日-18日 第3回スポーツアコードワールドマインドゲームズ初出場、女子個人戦とペア戦(富士田明彦とのペア)に参加、結果はペア戦で4位。
*2014年1月26日 第3回女流秀策杯(非公式戦)で小西和子八段を破り初優勝〔第64回本因坊秀策囲碁まつり・第3回女流秀策杯 尾道市囲碁のまちづくり推進協議会〕。
*2014年2月19日 第4回黄竜士双登杯世界女子囲碁団体選手権初出場、3連勝していた宋容慧(中国)と対戦し、日本チーム初勝利を挙げた。
*2014年3月1日 25周年記念囲碁千里杯(非公式戦)準決勝進出。
*2014年春に中学を卒業した後、囲碁専念のため、進学せず〔藤沢里菜さん(16)史上最年少で女流本因坊奪取 賞金の使い道「プチぜいたくと貯金かな」 〕。
*2014年6月27日 第1期会津中央病院杯・女流囲碁トーナメント戦にて、決勝で奥田あやを降して優勝。第1期の女流トーナメントで戴冠した。15歳9カ月の女流棋戦最年少で優勝を飾った〔藤沢が最年少タイトル獲得!【第1回会津中央病院杯女流トーナメント戦決勝】 日本棋院 2014年6月27日〕、謝依旻の最年少記録(女流最強位、17歳1か月)を塗り替えた。
*2014年8月14日 第18期女流棋聖戦予選突破、2年連続本戦出場。
*2014年8月21日 第33期女流本因坊戦挑戦者決定戦で奥田あやに勝ち、挑戦権を獲得。(知念かおり田村千明鈴木歩・奥田あやを破り、挑戦権を獲得)。挑戦手合では3-0で向井千瑛を降し、タイトル奪取。16歳1か月での女流本因坊は史上最年少となる〔藤沢が最年少女流本因坊獲得!【第33期女流本因坊戦五番勝負第3局】 日本棋院 2014年11月7日〕。
*2014年11月16日 第9回若鯉戦本戦トーナメント(出場4回目)で準決勝進出、優勝の本木克弥に敗れる(2年連続ベスト4)。
*2013年12月11日-17日 第4回スポーツアコードワールドマインドゲームズ出場、女子個人戦とペア戦(伊田篤史とのペア)に参加、結果はペア戦で4位。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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