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藻岩発電所 : ウィキペディア日本語版
藻岩発電所[もいわはつでんしょ]

藻岩発電所(もいわはつでんしょ)は、北海道札幌市南区南33条西11丁目3に設置されている、北海道電力水力発電所である。札幌市街地に最も近い発電所である〔『札幌秘境100選』〕。
== 概要 ==
藻岩発電所が運転を開始したのは、1936年9月のことである〔北海道電力、藻岩発電所 〕。簾舞に建設された藻岩ダムの水源は豊平川であり〔、そこから約10.4キロメートルの地下水路が藻岩発電所へと続いている〔北海道電力、藻岩発電所 〕。つまり、この発電所の水源は豊平川である。なお、水路は旧藻岩浄水場まで延びており、全長は約13キロメートルにおよぶ〔『札幌アートウォーク』p.149〕。藻岩発電所の水力発電機は全部で3基設置されており、その合計出力は約12.6 (MW)である〔北海道電力、藻岩発電所 〕。この発電機を回すために用いられた水は、発電所の下を流れている山鼻川へと放流される〔。山鼻川は豊平川の支流の1つであるため、結局、この発電所で使用した水の大部分は豊平川へと還流する。ただし、一部の水は札幌市の水道水としても使用されている〔北海道電力、藻岩発電所 〕。藻岩発電所の周辺は、山鼻川の河川改修の際に公園として整備され、誰でも入ることができるようになっている〔藻岩発電所 (資源エネルギー庁)〕。これに対して、藻岩発電所の内部は一般には開放されておらず、見学には特定の分野を学ぶ北海道の学生であることなどの条件が設定されている〔北海道電力、藻岩発電所 〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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