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虎拳[とらけん]
虎拳(とらけん)は、襖をしめて、左右の部屋で、虎・女物・鉄砲のいずれかを身につけて待ち、襖を開くと、虎>老婆>鉄砲(和藤内あるいは加藤清正)>虎という三すくみで勝負がつく拳遊び。囃子歌から「とらとら」とも呼ばれる〔渡辺2009〕。 == 遊び方 == 屏風仕立てのフリがつく。襖で仕切られた部屋3室と、虎の毛皮、女物の衣裳、鉄砲のセットが2つ必要。 花街では部屋に屏風を立て、「虎」を四つん這い、「老婆」を杖を突くジェスチャー、「武将」を拳を腰に当てることで表現して遊ぶタイプのものが。この場合だと、屏風から出てきたときに相手が予想もつかない格好をしているところに面白さがある〔。 虎が老母を破り、和藤内がその虎を破って、老婆は自分の息子の和藤内に勝つという三すくみ。近松門左衛門の浄瑠璃『国性爺合戦』から誕生した拳遊びである〔。 祇園では、虎退治の話なので和藤内が加藤清正に変わっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「虎拳」の詳細全文を読む
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