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虎頭要塞 : ウィキペディア日本語版
虎頭要塞[ことうようさい]

虎頭要塞(ことうようさい)は、満州国(現・中国黒竜江省鶏西市虎林市虎頭)に存在した大日本帝国陸軍要塞
国境を接するソビエト連邦からの満州防衛を目的とする関東軍の主要拠点の一つであり、また東西約10km・南北約4kmを誇る本要塞はウスリー河対岸のソ連領イマン(現・ダリネレチェンスク)を見渡せる高地を抱えており、長大な満ソ国境において唯一シベリア鉄道を視認できる戦略拠点であった。
== 概要 ==
虎頭要塞は1934年(昭和9年)に建設が始まり、1939年(昭和14年)に完成した。要塞には第5軍に属する第4国境守備隊が配置されており、満州へのソ連労農赤軍の侵攻阻止と、シベリア鉄道・スターリン街道遮断を任務とした。
1943年(昭和18年)後半以降、日ソ中立条約によりソ連軍と交戦機会がなく、もっぱら関東州警備にあたっていた関東軍は戦況の悪化した南方戦線(南方軍)に守備兵力を引き抜かれ、虎頭要塞においても九一式十糎榴弾砲四一式山砲などの軽砲は南方に転用され(後述の重砲は転用されず)、また1945年(昭和20年)3月に第4国境守備隊も解体となる。その後一時は臨時国境守備隊のみの状態となるが、対ソ戦を警戒していたことにより軍備は増強され、7月に総員約1,400人の第15国境守備隊が再配置された。
なお、本要塞以外にも帝国陸軍には多数の国境要塞が存在していたが、虎頭要塞はその戦略的価値から最重要要塞のひとつとされていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「虎頭要塞」の詳細全文を読む



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