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虚実[きょじつ]
虚実(きょじつ)とは、八綱弁証において疾病の過程における邪気と正気の闘争の現れで、正邪の盛衰(病勢)に基づいて虚実という異なった病態が現れる。体質とも一定の関係がある。 == 虚証 == 虚とは、正気が虚弱なために現れる病態の総称。身体に必要なものが不足することを主とするために起こる証候である病理の反映。邪気に対する正気の抵抗力は低下しているため、正邪の間に激しい闘争はみられないこと。疾病の後期、多くの慢性病証、誤治により正気を失った病証などに多く見られる。体質的なものとしては骨肉がすんなりしてか細く胃腸が弱く無力的な体質の人に多く見られる。主な症状として自汗、下痢、小便頻数、筋肉に弾力性がない、症状が少しずつ悪くなる、軽度の眩暈、喜按、隠痛、症状が疲労で増悪、休息で軽減、鄭声、脈は濡弱微虚がある。 抗炎症薬や化学療法薬で胃腸障害を起こしやすく、漢方薬でも胃腸障害を起こしやすいグループと言える。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「虚実」の詳細全文を読む
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