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虚竹 : ウィキペディア日本語版
虚竹[こちく]

虚竹(こちく、)は、金庸の武俠小説『天龍八部』に登場する架空の人物で、段誉蕭峯らとともに主人公の一人。主要人物のほとんどが少数民族である『天龍八部』において、例外的に中原で育った漢民族である。もと心優しき少林僧であったが、還俗しては虚竹子と名を改めた。ただ、登場は物語半ばを過ぎたころと比較的遅い。
== 性格 ==
慈悲の心が厚く、少林寺を非常に愛している。霊鷲宮の主になり、36洞72島の武術家に出した最初の命令が「少林寺の者と争いごとを起すな」であったほど。
しかし流されやすい性格をしており、基本的に頼まれると断れない。そのためかなり消極的であり、なし崩し的に災難に巻き込まれる。
幼少時より少林寺以外の世界を知らず、他人の悪意と無関係に育ってきたため、純朴で誠実だが騙されやすい。阿紫との初対面時には、悪辣な彼女にもてあそばれて肉を食べさせられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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