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虚飾で彩られたカラス : ウィキペディア日本語版
虚飾で彩られたカラス[きょしょくでいろどられたからす]
虚飾で彩られたカラス』(きょしょくでいろどられたカラス)は、イソップ寓話のひとつ。場合によっては『鳥の王さまえらび』や『おしゃれなからす』、『王様になりたかったカラス』という別題で記載されている。
== あらすじ ==
ある時ゼウスは、最も美しい鳥を王様に決めることにした。
ゼウスは、鳥たちに集まる日時を決め、その中で一番美しい者を王様にするというお触れを出した。
は自分が黒く醜いことを知っていたので、美しく装うために、野や森を見てまわり、他の鳥たちが落とした羽を拾い集め、身体中に貼りつけた。そして約束の日、鳥たちはゼウスの前に集まった。そして、色とりどりの羽で着飾った鴉も姿を見せた。
ゼウスは、彼の羽が最も美しかったので、彼を王様にしようとした。
すると他の鳥たちは、憤然と異議を申し立て、それぞれ見覚えのある自分の羽を鴉から引き抜いた。結局、彼に残されたのは、自分自身の黒い羽だけだった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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