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虫糞茶[ちゅうふんちゃ] 虫糞茶(ちゅうふんちゃ)は、虫屎茶(ちゅうしちゃ。中国語 チョンシーチャー、chóngshǐchá)などともいい、コナシ、茶などの葉などを食べる蛾の幼虫の糞を乾燥させた、中国茶の一種。使用する植物と蛾の種類によって異なるタイプがある。 == 概要 == 別名には、他に虫茶(ちゅうちゃ)、龍珠茶(りゅうしゅちゃ)、茶精(ちゃせい)がある。また使用する植物によって、化香蛾茶(かこうがちゃ)、三葉虫茶(さんようちゅうちゃ)などの種類別の名前がある。 中国の広西チワン族自治区桂林市竜勝各族自治県周辺と湖南省の南部で主に生産されており、貴州省、四川省などでも自家消費用に製造されている。もともとミャオ族が飲んでおり、基本的に自家消費用であるが、香りのよさと特異性が知られるようになり、引き合いもあることから、現在は化香蛾茶が東南アジアなどに少量輸出も行われている。しかし、化香蛾茶は販売のために作り出されたもので、本来地元では飲まれていないともいわれる。 濃い赤茶色の茶で、糞の異臭はなく、香り高く、蜂蜜の甘みを含んでいる〔沈培和,「虫屎茶」,陳宗懋主編『中国茶経』p268,1992年,上海・上海文化出版社〕。葉が幼虫によって分解されるため、必須アミノ酸、とりわけリジンを多く含み、うま味も増えている。また、いわゆる善玉菌が多く含まれ、健胃作用〔沈培和,「虫屎茶」,陳宗懋主編『中国茶経』p268,1992年,上海・上海文化出版社〕、整腸作用、止瀉作用、止血作用もあるといわれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「虫糞茶」の詳細全文を読む
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