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蚕馬[さんば] 蚕馬(さんば)とは、中国の伝説の1つで、馬の皮と融合した少女が蚕に変身してこの世に絹をもたらしたとされる伝説。蚕女(さんじょ)・馬頭娘(ばとうじょう)の別名があり、日本の「おしらさま」伝説のモデルになったともされる。 == 前史 == 中国では古くから絹や蚕にまつわる伝説や説話が存在していた。戦国時代に荀況が記した『荀子』(賦篇)には、蚕の身体は柔軟で頭は馬に似ていると記されている。前漢の書物である『山海経』(海外北経)には、欧糸の野(おうしのの)という土地があり、そこでは少女が跪き木につかまって糸を欧(吐)いていると記されている。更に古くから絹の産地として知られていた蜀(現在の四川省)では、古代の(古)蜀の王である蚕叢が蚕の飼い方を人々に教えたとする伝説など様々な伝説があったとされている。こうした伝説・説話が結びついた事で誕生したのが「蚕馬(蚕女・馬頭娘)」の伝説であったと考えられている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蚕馬」の詳細全文を読む
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