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蛆 : ウィキペディア日本語版
蛆[うじ]

(うじ)、あるいは蛆虫(うじむし)というのは、ハエ幼虫である。一般には、腐肉や汚物などに発生するものを指す。
== 基本的特徴 ==
ウジと呼ばれるのは、ハエ目短角亜目・環縫短角群に属する昆虫幼虫である。足は全くなく、も見かけ上は存在しない。細長い体には付属物がほとんどなく、頭部の方がとがっているものが多い。後方に気門が開き、そこを水面に出せば呼吸ができる。これは水生昆虫に見られる適応であるが、どろどろにとろけた腐敗物も液状であるから有効な適応である。この仲間の幼虫は全体としては森林土壌や水中、陸上などのさまざまな環境に生息するものがあり、必ずしも不潔なものではない。しかし腐肉やなどに発生するものがもっとも身近で、しかも印象が強いため、ウジと言えばこのようなものに発生するもののことを指すのが普通である。くわしい構造はハエ#幼虫を参照のこと。
普通、このようなものに発生するハエはイエバエニクバエ、キンバエなどである。これらのウジの体は色白で、偏平でなく頭の方へ細まっている。に当たるものはなく、全身を波打たせるようにして進む。人家周辺で見かけるもう一つのウジはコウカアブ類のもので、体の表面はやや硬く、偏平で灰褐色をしており、動きがにぶい。下水周辺などに出没する。本項では前者を中心に記述する。
動物の死体や汚物には即座と言ってよいほど素早く出現する。親バエが直接に幼虫を産むものがあるため、卵が孵化するまでの時間すらかからない。液体化した腐敗物の表面に気門を出し、多数が動くと汚物の表面全体がざわついて見える。便所が水洗化されていない所では、便器の穴や便槽のふたを開けて中をのぞき込めばこの様子が観察できる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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