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蛇の目ミシン工業[じゃのめみしんこうぎょう]
蛇の目ミシン工業株式会社(じゃのめミシンこうぎょう、英称:''JANOME SEWING MACHINE CO., LTD.'')は、東京都八王子市狭間町に本社を構える、世界最大のミシンメーカーである。愛称はジャノメ。 == 概要 == 世界で最初に家庭用刺繍ミシン「グラフイカ」を開発・販売したメーカーであり、ミシンのほかに、24時間風呂「湯名人」でも有名である。ミシン業界は伝統的に訪問販売が多く、更に女性向け商品が多いため、販売支店では母子家庭の人間の採用に積極的である。最近では羽毛布団・整水機・鋳造(航空宇宙、レース用バイク等)・産業機器・印刷など、ミシン以外の分野にも幅広く手を伸ばしている。りそな銀行(旧:埼玉銀行)をメインバンクとしており、後述の光進事件の影響により現在も埼玉銀行の不動産部門から独立した大栄不動産が筆頭株主となっている。 なお、社名の「蛇の目」は自社で販売していたミシンの糸巻の形の形式が蛇の目式と呼ばれていたことから(社名の由来 )、自社ブランドにしたもの(但し、加藤龍之他編の「社史」によれば、「糸巻」の見た目が「蛇の目」紋に似ていたからで、同様の「弦巻」も候補にあっという)。日本国外ではエルナニューホームブランドとしてのミシンの販売も行っている。社歴的には「リッカー」と関係が深いが、商業出版にこの事情の記載は無く、社内資料的な社史以外に記録は無い。 1988年にミシン外機器製造を分社化し、「ジェー・シー・エル」という子会社を設立したが、直後に「蛇の目ミシン工業恐喝事件」の迂回融資の舞台となり(仕手集団「光進」の小谷光浩による蛇の目株買占めで300億円を恐喝・更に1850億円の債務を肩代わりした)、1992年1月23日に特別清算した。もともと埼玉銀行出身者が代表権のある社長・会長に就任していたが、この事件により役員を協和埼玉銀行から追加派遣される事態となっている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蛇の目ミシン工業」の詳細全文を読む
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