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蛇紋岩[じゃもんがん]
蛇紋岩(じゃもんがん、serpentinite)は、主に蛇紋石(serpentine)からなる岩石である。変成岩ないし火成岩中の超塩基性岩のどちらかに分類される。岩石の表面に蛇のような紋様が見られることから、蛇紋岩と命名された。 == 概要 == 蛇紋岩は蛇紋石 MgSiO(OH)を主要構成鉱物とする超塩基性岩でかんらん岩などが水と反応し、蛇紋岩化作用(もしくは蛇紋石化作用)を受けることで生成する。蛇紋石化作用は主に超塩基性岩類中のカンラン石で起こり、カンラン石と水から蛇紋石と磁鉄鉱が生成される反応で表される。蛇紋岩化作用の程度は岩体により様々で、作用の弱いものは原岩を構成する鉱物が多く残り、作用の強いものはそのほとんどが蛇紋石化している。 蛇紋石化作用の一例〔横田公忠、矢田部龍一、八木則男、 蛇紋岩地すべりに対する鉱物学的一考察 地すべり Vol.35 (1998-1999) No.3 P15-23_1, 〕、 : 2 MgSiO + 3 HO = MgSiO(OH) + Mg(OH) : 3 MgSiO + SiO + 4 HO = 2 MgSiO(OH)
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蛇紋岩」の詳細全文を読む
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