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蛍丸[ほたるまる]
蛍丸(ほたるまる)は、来国俊作の日本刀(大太刀)である。 1931年に国宝に指定されたが、太平洋戦争終戦時の混乱の中で行方不明となった。 == 概要 == 総長4尺5寸(約136.36cm)、刀身が3尺3寸4分5厘(約100.35cm)という大太刀で、江戸時代、松平定信により編纂された『集古十種』には、「肥後國阿蘇大宮司惟純螢丸太刀圖」として絵図が収録されている。これによれば「総長四尺五寸 幅一寸三歩〔原記の「歩」は尺貫法の長さの単位と解釈すると6尺(約181.81cm)のことになるが、その解釈では表記としての意味を成さず、単位としての他の意味である「元の値の100分の1」を示すもの」「面積の単位の下につけて丁度の値であることを示すもの」双方共にこの場合の解釈としては無理があるため、この場合は「分」(1分は約3.03mm)の別記(誤記)と解釈するのが正しいと思われる。〕」、切先が「幅七歩半〔 厚二分一厘」で、茎には目釘孔一つ、表〔太刀の「表」とは、刃を下に向けて左腰に佩用した際に体の外側になる面を指す。〕に「来国俊」、裏に「永仁五年三月一日」の銘がある。三ツ頭から茎尻に渡って全体に樋(ひ)があり、表のはばき元には護摩箸の刀身彫刻が、裏にははばき元から切先方向に向けて「長六寸八歩〔」の素剣の刀身彫刻があることが記されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蛍丸」の詳細全文を読む
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