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蛎瀬神楽 : ウィキペディア日本語版
蛎瀬神楽[かきせかぐら]
蛎瀬神楽(かきせかぐら)
== 概要 ==
国指定重要無形民俗文化財豊前神楽の豊前岩戸神楽蛎瀬神盛会は、蛎瀬の八坂神社に伝わる豊前系の岩戸神楽で、33番の演目を伝承している。
神楽の演目としては里神楽に分類され、内容的には伊勢流、出雲流の動作も見受けられるが駈仙(ミサキ)神楽、求菩提山の修験道の技を取り入れたものを中心としている豊前系の神楽である。
八幡古表神社(福岡県吉富町)の先祖である熊谷房重が口伝により息子房義に書かせた豊前岩戸神楽の文献によると求菩提山にまつわる「松会」の指導者であり信奉者でもあった。求菩提山に地理的にも近い豊前一帯は、山伏の修験道の中心でもありその傘下にあった八幡古表神社宮司熊谷房重が「松会」を取り入れた神楽の手法(三十三座と火伏せの業)現在の湯立て神楽を当時の神楽方、横松芳太郎らに伝授し現在に至る。
通常の神社奉納の際には式神楽と呼ばれる壱番神楽、花神楽、手房神楽、駈仙神楽、弓正護、地割神楽、岩戸神楽は必ず舞う規則となっており式神楽の地割神楽終了より氏子が奉納するあげ神楽の奉納が可能となる。このあげ神楽と呼ばれるものは、氏子個人が奉納料を添えて神楽の舞を通じ神に厄払い、諸々の祈願等を願う意味合いを持つ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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