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蛔虫 : ウィキペディア日本語版
回虫[かいちゅう]

回虫カイチュウ蛔虫とも)は、ヒトをはじめ多くの哺乳類の、主として小腸に寄生する動物で、線虫に属する寄生虫である(「分類」を参照)。狭義には、ヒトに寄生するヒトカイチュウ ''Ascaris lumbricoides'' を指す。ヒトに最もありふれた寄生虫であり世界で約十億人が感染している〔Molecular Biology of the Cell. 4th edition. chapter 25. http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK26917/〕。本項では主としてヒトカイチュウについて記載する。
== 特徴 ==
雌雄異体であり、雄は全長15〜30cm、雌は20〜35cmと、雌の方が大きい。環形動物のミミズに似た体型であり、 lumbricoides (ミミズのような)という種名もこれに由来するが〔日本では、近代以前には「おなかのみみず」、「はらのむし」などと呼ばれた。〕、回虫は線形動物であり、環形動物とは全く異なるので体節も環帯もなく、視細胞などの感覚器も失われており、体の先端に口と肛門があるだけで、体幹を腸が貫通する。生殖器は発達し、虫体の大部分を占める。成熟した雌は1日10万個から25万個もの卵を産む。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「回虫」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ascaridida 」があります。



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