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蛮絵装束 : ウィキペディア日本語版
蛮絵装束[ばんえしょうぞく]
蛮絵装束(ばんえしょうぞく)とは、雅楽の装束の一つ。「続教訓抄」「體源抄」に拠れば、興福寺で催された常楽会喪服として着用され、やがて雅楽の装束として定着していったという。
== 概要 ==
かつては衛府官人達が楽人、舞人を兼任しており、彼らの制服であった蛮絵袍が、舞楽装束となって、蛮絵装束が誕生した。装束の色は右舞が萌黄、縹色、黄色、左舞が紫を基調とする。
蛮絵とは袍の部分に描かれている一対の向い獅子の文様を指す。中右記によれば、獅子の文様は近衛府のもので、兵衛府は鴛、衛門府は熊など、六衛府各々によって、蛮絵に描かれている動物は異なるという。
左舞では五常楽春庭花喜春楽桃李花央宮楽一鼓に、右舞では白浜登天楽敷手長保楽を舞う際に着用される。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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