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コロギス
コロギス(蟋蟋螽、''Prosopogryllacris japonica'')は、バッタ目コロギス科の昆虫。名前の通り体型はコオロギ、色など全体の雰囲気はキリギリスの様である。 == 形態 == 体長(頭部より羽先まで)30-40mm前後。メスはオスよりやや大きい。名前が示すとおり、コオロギ類とキリギリス類の中間的形質を持つ。体は明るい緑色、脚は若干青みが強い。前・中脚脛節には棘が並ぶ。この棘は捕食行動の際用いる他葉を綴る際抱え込むようにして滑り止めの役目を果たす。他のコロギス上科の仲間で葉を綴る習性がない物はこの棘がまばらである(マキバネコロギス類(Schizodactylidae)、リオックなど)。後脚はあまり長くなく、腿節もあまり膨らまない。このため跳躍力はさして強くないが、危険を感じると跳躍した後素早く走って逃げる。頭部には非常に長い触角を備え、複眼は黄褐色、単眼は乳白色-黄色で目立つ。羽は黄褐色で腹先から僅かに出て、質が薄く、威嚇の際広げて体を大きく見せるのに使うのが殆どで、飛翔の役には立たない。発音器もないため鳴くこともできない。産卵管は褐色で棒状。若干上に向かって反っており、体長とほぼ同じ長さ。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「コロギス」の詳細全文を読む
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