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蟠桃会(ばんとうえ)は、中国神話に登場する西方の崑崙山に住み最高位の女仙・西王母の伝統的な聖誕祭(3月3日)である。 長寿と富貴を象徴する宴会として知られ、「蟠桃勝会(ばんとうしょうえ)」、「蟠桃大会(ばんとうたいえ)」や「蟠桃宴会(ばんとうえんかい)」など異名を有す。 西王母が主催する、お祝いに訪れた上級の貴仙や神族が天界の瑤池に集うことから、九千年に一度熟す不老不死の仙桃を招待している。この時は、若くて美しい女仙の麻姑が霊芝を醸して美酒を西王母に捧げて、お祝いにやって来る。 蟠桃会の開催の前に、西王母が七仙女を派遣し、蟠桃園の中の蟠桃を採集することである。 == 文献での蟠桃会 == 蟠桃会が登場する有名な文献『西遊記』に記述もあり、果樹園の管理人に任じられた孫悟空が蟠桃会に自分だけ招かれなかったことを恨み、蟠桃園の中の桃を盗み食いしたほか、蟠桃会で大暴れした。天界の捲簾大将が蟠桃会の一つの玻璃の杯を手を滑らせて打ち砕く、奴が割ったように仕向ける。また、天蓬元帥が蟠桃会後、酔った勢いで月神にある嫦娥に強引に言い寄った為、天界の刑罰を受けている。 『鏡花縁』でも記述することができる。百花仙子が仙界の繁栄を示すために、西王母の蟠桃会に奇鳥や仙獣たちが召集され、舞いおどる。見えていた嫦娥が百花仙子に嫉妬心を抱き、西王母の歓心を買うため、百花を一斉に咲かせる提案を申し出るが、百花仙子の拒絶にあい破談となる。諸神の前で顔を失った嫦娥は百花仙子への報復を行っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蟠桃会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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