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蟷螂拳[とうろうけん]
蟷螂拳(とうろうけん)とは中国武術の門派の一つである。 蟷螂拳、螳螂拳の二つの表記が有るが、どちらも誤りではない。しかし中国語圏での表記のほとんどは螳螂拳である(中国の簡体字には「蟷」の字が無いため)。英語では「Mantis Boxing」と呼ばれることがある。 蟷螂拳には、大別すると中国の山東省に起源のある北派少林拳系(道教系)の北派蟷螂拳と、広東省・福建省など中国南方地域を中心に伝承されている、南派少林拳系の周家蟷螂拳や朱家蟷螂拳などの南派蟷螂拳が存在し、ここでは両者の混同を避けるために日本人にもよく知られており、世界全域に広く普及している北派蟷螂拳を解説する。 == 北派蟷螂拳 == 北派蟷螂拳(ほくはとうろうけん)は、北派少林拳(中国長江以北に伝わる少林拳)の一種として広く知られる中国武術であり、蟷螂(カマキリ)の象形(形態)を模したという独特の手形(蟷螂手)を用いた技と、猴拳や秘宗拳など、北方の数多くの優れた門派(流派)に由来するとされる技法群や豊富な数の套路を持ち、まさに中国北派武術の総合拳(伝説によると蟷螂拳の創始者王朗は中国各地を巡り歩いて武術名家十八門派を学んだとされる)ともいえる最も代表的な中国拳法の一つである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蟷螂拳」の詳細全文を読む
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