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蠑螺が岳[さざえがたけ]
蠑螺が岳(さざえがたけ)は、敦賀半島北部に位置する山であり、この山の南にそびえる西方ヶ岳とともに、敦賀市と美浜町の境界に重なる稜線を構成している〔。花崗岩が風化によって剥き出しになっているため、西方ヶ岳同様に、標高がさほど高いわけでないもののアルペンムードを漂わせていることで知られている〔。山頂からの展望も西方ヶ岳に似て開けており、特に眼下の敦賀湾上に光る水島の様は印象的な物であるという〔 蠑螺ヶ岳 (Yamakei Online 2013年3月3日閲覧)〕。 == 概略 == 蠑螺が岳は、若狭湾に沈み込むことでリアス式海岸を生み出し敦賀湾を形作っている敦賀半島の北よりの位置にある〔『若狭の山々』2001年3月25日〕。南の西方ヶ岳とともに半島の主稜を構成しているこの山は、福井県内にある山のなかでは珍しいことに、西方ヶ岳とともに、全てが花崗岩で構成されている〔〔〔。その山容は、花崗岩の風化の影響を受けて山肌が白くなっており、見る者にアルペンの様な印象を与え、登山者にはロッククライミングをしているかのような気分も味わわせてくれる〔〔 西方ヶ岳・蠑螺ヶ岳(さいほうがだけ・さざえがだけ) (敦賀市観光協会ホームページ 2013年3月10日閲覧)〕〔西方ヶ岳 (Yamakei Online 2013年2月11日閲覧)〕。蠑螺が岳の標高は、685.5mととりたてて言うほど高いというわけではない〔ものの、海から直接立ち上がっていることも相まって、実際の標高以上に高く聳え立つように見えるという〔。このように海岸から、いきなり標高を稼ぐこの蠑螺ヶ岳においては、その植生が下界では暖地性のものであるのに対し、蠑螺ヶ岳山頂付近には天然のブナ林が広がっているなどと、垂直分布図の模型のように植物の種類が豊富であり、しかも、冬の季節風に曝されるということもあって少々変わった特徴がある〔〔。また、蠑螺ヶ岳と南の西方ヶ岳の山頂間の尾根道は、夏にはドウダンツツジやベニドウダンが咲き乱れ、その他にも季節によってササユリやサツキ、イカリソウやイワウチワなどの生えている草木を愛でることができる〔 西方ヶ岳(764m)・蠑螺ヶ岳(685m) ふくい旅倶楽部(2013年3月1日閲覧)〕。さらに、かもしか台の先にある尼池という池には白いミズバショウが咲いていることもある〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「蠑螺が岳」の詳細全文を読む
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