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血だるま剣法・おのれらに告ぐ : ウィキペディア日本語版 | 血だるま剣法/おのれらに告ぐ[ちだるまけんぽう おのれらにつぐ]
血だるま剣法/おのれらに告ぐ(ちだるまけんぽう おのれらにつぐ)は平田弘史の漫画である。血だるま剣法は1962年7月に日の丸文庫より刊行されたが、部落解放同盟の抗議を受け刊行より1ヶ月で回収・絶版となった。おのれらに告ぐはそれより6年後の1968年に執筆された血だるま剣法のリメイク版である。2004年に呉智英監修のもと、青林工藝舎より42年ぶりに復刊され、また、ラピュータからは2012年に『復讐つんではくずし』と合わせた復刻本が刊行された。 ==あらすじ== 寛永9年(1632年)、猪子幻之助は師の朽木一伝斉を自らの手で殺害し、死体の血で門弟たちへの復讐を宣言する声明文を書き残し道場を去る。被差別部落の出であり、領主の命により家族を惨殺された過去がある幻之助は、剣の道で身を起こし、同じような差別を受ける部落民を救おうと修行に励んでいたが、異常ともいえる稽古熱心さから他の門弟たちからは忌み嫌われていた。やがて幻之助が被差別部落の出であることが他の門弟たちにもばれ、幻之助への風当たりはますます強くなり、さらに師の一伝斉までもが自らを殺そうとしていることを知ると、ついに幻之助は発狂する。師を殺し、宣言どおりに他の門弟たちを次々と惨殺していく幻之助。物語は、際限なき血みどろの復讐劇へと突き進んでいく。
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