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血の道 : ウィキペディア日本語版
血の道症[ちのみち しょう]
血の道症(ちのみち しょう)とは、月経妊娠出産、産後、更年期など女性ホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである〔厚生労働省医薬食品局「一般用漢方製剤承認基準」2008年9月30日、薬食審査発第0930001号 、2009年1月30日閲覧〕。なお、医学用語としては、これら女性特有の病態を表現する日本独自の病名として江戸時代から用いられてきた漢方医学の用語である「血の道」について、1954年九嶋による研究〔九嶋勝司「所謂『血の道症』に就いて」『日本医師会雑誌』1954年、32巻、10号、p577-581〕によって西洋医学的な検討が加えられ「血の道症」と定義された〔矢数道明「血の道症の意義と漢方療法」『漢方の臨床』1958年、5巻、5号、p249-261〕。同義語に「血病」(ちやまい)、「血カタ」、「血が荒れる」などがある〔村田高明「血の道症」『産婦人科の世界:新・産婦人科の漢方』1990年、42巻、増刊、p43-52〕。
==症状==
血の道症にみられる症状は、以下のような自覚症状、精神症状、身体症状であり〔山田光胤『漢方の診察と治療:基礎編』たにぐち書店、1995年、p299〕、同一の患者にいくつかの症状が共存する場合が多く約90%以上は5つ以上の症状を呈する〔〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「血の道症」の詳細全文を読む



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