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血小板増多症 : ウィキペディア日本語版
本態性血小板血症[ほんたいせいけっしょうばんけっしょう]

本態性血小板血症(ほんたいせい・けっしょうばんけっしょう、英名Essential thrombocythemia またはEssential thrombocytosis)とは、骨髄増殖性疾患の一つで造血幹細胞レベルの異常から主に血小板が著しく増加する血液疾患である。(ICD-10 D75.2, D47.3)
原発性血小板血症や特発性血小板増加症、血小板増多症あるいは単に血小板血症と呼ばれることもある。
== 概要 ==
血液 (末梢血)中の血小板数が増加し、ほとんどの患者で60万個/µLを超え、100万個/µLを超えることも珍しくはない〔大屋敷『 慢性骨髄増殖性疾患』、P197〕。時に200万個/µLを超えることもある。(基準値は15万から40万個/µL程度である。)さらに骨髄血小板を産出する巨核球が著明に増加している。〔柴田、他『エッセンシャル血液病学 第5版』、P146〕。
白血球赤血球も増加していることがあるが、増加していても血小板の増加ほどには著明ではない。
血液所見以外では脾腫脾臓が腫れ大きくなること)が認められることが多い〔大屋敷『慢性骨髄増殖性疾患』、P199〕。
末梢血とは血管の中を流れている通常の血液のことであり、骨髄中にプールされている血液や臍帯血などと区別する為に末梢血と呼ぶ。通常行われる腕から採血する血液検査は末梢血の検査である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「本態性血小板血症」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Essential thrombocythaemia 」があります。



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