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行列単位[ぎょうれつたんい]
数学、特に線型代数学や、環と加群の理論において、行列単位(ぎょうれつたんい、)とは、ただ 1 つの成分が 1 で残りの成分が全て 0 である行列のことである。(''i'', ''j'') 成分が 1 の行列単位は ''Eij'' などと書かれる。 体 ''K'' 係数の ''n'' × ''m'' 行列全体は ''K''-ベクトル空間であり、''nm'' 個の行列単位はその基底となる。 行列 ''M'' = (''mij'') に対して、''Eij M Ekl'' = ''mjk E il'' が成り立つ(ただし行列のサイズは積が定義されるようなものとする)。とくに、行列単位同士の積について、''Eij Ekl'' は ''j'' = ''k'' のとき ''Eil'' で、''j'' ≠ ''k'' のとき 0 である: : ここで、δ''jk'' はクロネッカーのデルタである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「行列単位」の詳細全文を読む
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