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衝上断層[しょうじょうだんそう] 衝上断層(しょうじょうだんそう、)とは、上位の地層が下位の地層に対して緩い角度でずり上がった断層。断層角(断層面と水平面のなす角度)が45度以下の逆断層をいい、低角逆断層とも呼ばれる。 == 概要 ==
断層角45度以上の高角逆断層に比べて変位量が大きく、表層に対する大きな収束の力を効率よく消化できる活構造であり、活発な収束型境界に多くみられる地形である。この収束型境界の衝上断層をメガスラスト()、メガスラストの活動によって発生する地震をと言う。また地表に地震断層を出現させていない衝上断層をブラインドスラスト()、スラスト断層上盤側で形成される逆向きに傾斜する分岐断層をバックスラスト()と言う。活発な衝上断層では、累積変位量が数十kmと非常に大きなものも珍しくない。その活動は広範囲にわたって隆起をもたらすので、造山運動に大きく寄与している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「衝上断層」の詳細全文を読む
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