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衝角[しょうかく]
衝角(しょうかく)は、軍船の船首水線下に取り付けられる体当たり攻撃用の固定武装である。 英語では ram と呼ばれる。 == 概要 == 船首水線下前方に大きく突き出た角の形状をしており、軍船同士の接近戦において敵船の側面に突撃して、推進力を生み出す櫂の列を破壊して機動性を奪ったり、その船腹を突き破って水線下に浸水させ、行動不能化ないし撃沈することを目的とする。突き破った衝角を引き抜くと敵船は船腹の破孔から大浸水が起きる。 こうした用法のため、木製船の時代では衝角は船体の他の部分とは別に強力な素材で製作され、本格的な軍船では金属が、また簡易なものでは先端を尖らせた丸太が用いられた。副次的効果として船首での造波抵抗を低減する後のバルバス・バウに類する効果があった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「衝角」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Naval ram 」があります。
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