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裁断橋[さいだんばし] 裁断橋(さいだんばし)は、愛知県名古屋市熱田区にあった橋である。日本百名橋の番外に選ばれた。 ==概要==
裁断橋は宮宿の東の外れを流れていた精進川に架けられていた橋だが、擬宝珠に彫られていた銘文でその名を知られていた〔『名古屋の史跡と文化財(新訂版)』P.287〕。なお、永正6年(1509年)の『熱田講式』には既にその名が見られるという〔『新編 熱田裁断橋物語』P.38〕。 擬宝珠の銘文には、天正18年(1590年)の小田原征伐で死去した堀尾金助という18歳の男性の菩提を弔うべく、その母親が33回忌に息子を最後に見送った橋の架け替えを行ない、その供養としたことが記されている。 伝承によっては、母親は橋を2度かけ直しているとするものもある。息子の33回忌の橋の架け替えは2度目のことであったが、それを見ること無く亡くなったため、その養子堀尾類右衛門〔紀州より来た血縁者安藤類右衛門。後に「堀尾」を名乗った。〕が元和8年(1622年)に架け替えたとされ、この際に「息子(金助)の供養のためにこの書き付けを見る人は念仏を唱えてほしい」との母の願いが擬宝珠に刻まれたとされる〔。 しかし、擬宝珠以外にこれらの伝承を裏付ける同時代史料が存在しないことから、擬宝珠に刻まれている内容以上のことは後世の創作とする見方もある。〔『研究紀要Ⅵ』P.5・P.12〕
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