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装身具 : ウィキペディア日本語版
装身具[そうしんぐ]

装身具(そうしんぐ)とは、指輪ネックレスペンダントイヤリングなど、衣類と合わせて身を飾るための工芸品である。
==歴史==
装身具は、外敵から身を守る目的で、魔力があるとされる物を常時身につけたのが始まりであり、装身目的ではなく呪術的な意味合いを持っていた。支配者階級が出現すると自分の権勢、身分の高さを他者に示す目的で身につけた。宗教が発展すると神とのつながりを目的として十字架など宗教的なシンボルを身につけるようになる。さらに社会が裕福になると一般階級の人間も身につけるようになり、やがては本来の目的ではなく純粋に美しさを目的とした物に変化した。
装身具を用いて着飾ることは一部の民族文化から広まったのではなく、世界中で見られる現象である。それらは埋葬されている物や壁画、伝統的装飾品などからも伺うことができる。元々はや木の実、貝殻、動物のなどを加工、組み合わせて作っていた。現代ではクリスタルガラスプラスチックなど様々な素材のものがある。
日本では縄文時代から耳飾腕輪などの装身具が見られ、古墳時代には鍍金の施された鮮やかな金銅製装身具が作られた。
現代ではプラチナなどの貴金属製のものが多く、近年ではまた男性が着用するのも一般的になった。広義では神社お守りや登山者が付ける熊除けの王冠錫杖ベルト、さらには社員の名札腕章も装身具に含まれる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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